次に、米軍再編とこれに関連した諸問題に関するお尋ねにお答えをいたします。
米軍再編は、国において、昨年5月の日米最終合意に基づく閣議決定の後、今年に入りましてからは、包括的な施設整備のマスタープランの提示に続き、御承知のように先月末には、再編を円滑かつ確実に実現をすることを目的とした米軍再編特別措置法が施行されるなど、いよいよ実行段階に入ったものと受け止めております。
一方で、地元岩国市では市長が議会と協議をして意見集約を行うというふうに言われながら、現実的な取組みを求める市議会の決議が行われた後も、国となお協議を継続する必要があるとの理由で未だに意見集約が行われず、安心・安全対策の確保はもとより、愛宕山地域開発事業の赤字解消の実現、さらには極めて厳しい状況にある民間空港再開への対応など、米軍再編に関連する諸課題解決の方向が見出せない状況が、残念ながら続いております。
私はかねてより再編問題につきましては、騒音問題をはじめとした論点と具体的な要望事項を地元自治体としてよく整理をした上で、国の政策や方針との接点を求めて協議を行うなど、「現実的な対応」をすべきであると市長にも申し上げてきたところであります。最終的には岩国地域の長期的な発展をも含めた諸課題をトータルで解決するためにはどうしたらよいかという観点から、早急に意見集約がなされるべきものであると考えております。
岩国市の対応にこれ以上の遅れが出ますと、差し迫った問題への措置が手遅れになる恐れもあり、そうなりますと、再編問題に現実的な解決を求める市議会や市民団体の切実な願いを無にするものにもなり、民間空港再開に対する各界の方々の長年の努力が報われなくなる事態にもなりかねません。また、特別措置法に基づく「再編関連特定周辺市町村」の指定が近いうちに行われる状況において、再編に対して一定の理解を示されている周防大島・和木両町に対する措置に、支障が出る可能性も否定できないところであります。
こうした諸情勢を勘案しますと、私としては、今県議会での御意見も踏まえ、お示しのような広域的な自治体としての立場を十分に認識をし、国の動向と岩国市を含む地元関係自治体の直近の状況を今一度よく確認をした上で、安心・安全対策の確保をはじめ、愛宕山開発問題の早期解決や民間空港再開の実現のため、具体的な成果を上げることができるように、時期を逸することなく、諸課題の解決に向けて適切に対処していかなければならないと考えております。
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