「新春県政報告」
新年明けましておめでとうございます。皆様の限りない新年のご清福を心よりお祈り申し上げます。特に昨年4月には山口県議会議員選挙が施行され、私は晴れて6期目の当選の栄に浴することを得ました。感無量であり偏に皆様のご支援の賜でありまして心から感謝の思いで一杯です。これを機に初心を忘れることなく皆様の思いを胸に県政の振興と発展・県民福祉の向上に精一杯働いて参りますので、ご指導をよろしくお願いします。
私の思いは昨年5月、志を同じくする9名の県会議員で自由民主党新会派「自由民主党新生会」を結成し会長に就任しました。県議会守旧のボス支配と議会の閉塞感を打ち破り全員参加の開かれた県議会を実現するための決断であります。また、地方自治が十分に展開され県民の声が議会を通じて県政に反映されるように、議会の改革を目指すものであります。今後、地方分権の流れは加速するため議事機関、監視機関としての県議会の重要性がますます高まります。そこで議員提案による政策条例の制定を目指したり、討論の促進を図ったりするなどして、新生会の議員は相携え相率いて県議会改革に汗を流し、県民の負託に応えていく所存です。
それにしても大自然の猛威の恐ろしさと「くらしの安心・安全基盤の強化」を特別に痛感した昨年でした。「国破れて山河あり、城春にして草木深し」これは中国の詩人杜甫の詩です。国破れなお瓦礫に覆われているのが東北地方の惨状です。前任期の3月11日、議会の終了後テレビで見た映像は息を呑むばかりで、大津波が東北の山河を呑みつくしていく様は実に恐ろしい光景でした。被災された多くの皆様、そして亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますと共に被災地の一日も早い復興を祈念いたしています。我国は65年前の大東亜戦争では310万に上る戦没者を出し、都市の殆どを焼かれ国土は廃墟と化しました。それでもなお、日本は立ち直り現在の経済大国を築き上げました。こうした実体験を持つ日本人は今回も必ず立ち直ると確信します。山口県も相次いで豪雨災害に見舞われてきましたので県民のくらしの安全基盤の強化に尚一層取り組んでいかねばなりません。復興支援として開催された「おいでませ、山口国体・山口大会」は、各地で熱戦が繰り広げられ、被災地のみならず勇気と希望そして元気を送る大会として成功のうちに閉幕しました。山口県民の熱烈な応援とご協力により悲願の総合優勝、天皇杯を獲得し素晴らしい成果を残しました。
次に愛宕山開発用地について、県は地元岩国市の意向を尊重するという基本スタンスで対応してきています。岩国市では地元の様々な意見を集約され国に売却する方向で検討してほしい旨の要請が県にあり、諸調整を進めています。
最後に最も心配される県内経済につきましては、景気も持ち直しの動きが続いているとのことですが、予断を許せません。雇用情勢や中小企業の景況には引き続き厳しいものがあり、円高など生産活動に及ぼす影響を注視していく必要があり各種景気・雇用対策の速やかな実施に取り組まなくてはなりません。
本年も引き続き努力いたしますので、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
平成二十四年新春
山口県議会議員
山手 卓男