8月5〜6日 黒岳〜旭岳縦走



≪1日目≫

黒岳8合目辺りでエゾニュウ
が斜面にポツポツ顔を
出しています。


タカネトウウチソウが丁度見ごろです。


ハクセンナズナ
葉の周辺に鋭いのこぎり歯が
あるので注意して下さい。


ダイセツトリカブトの花が
咲きそろい始めました。
登山道でぱっと目をひく
鮮やかな青い花。


エゾヒメクワガタ。
この果実が、兜の前面につける
装飾品である鍬形に似ているので、
この名前が付けられたそうです。


黒岳の頂上にキツネがひょっこり
あらわれました。何か食べ物がないか
探しているようで、一生懸命
かぎまわっていました。


黒岳頂上を越えると、しばらく
コマクサやイワギキョウなどの
高山植物を眺めながらの
道中になります。


黒岳石室(外観)
この日は大入り満杯。
大学生のサークルチームが
石室の前にテントを張っていました。


黒岳石室(内観)
中はこんな感じです。
シュラフ、寝袋もレンタルで貸して
くれます。


桂月岳からの夕焼け(午後6時半頃))
くもり空でしたが日が暮れてからの
景色は素晴らしいの一言でした!
この後聞いた話では桂月岳の近くに熊が出没したそうです。


≪2日目≫

桂月岳からの朝日(午前4時頃)
霧が立ち込めるなか急いで山頂へ。
予想通り、ガスがたちこめる
中での日の出となりました。
時折、雲間から太陽が顔を出します。


霧たちこめる中、いざ出発!
前日の熊出現情報により、
熊鈴をリュックに付けていきました。
雲ノ平でギンザンマシコ♀発見!


どっしりと構えた凌雲岳を横に
見ながら雲ノ平を行きます。
チシマツガザクラが一面に
咲いています。


かわいらしいチシマツガザクラ。
よーーく見ないと小さすぎて
わからない白い花ですが、これだけ
あると圧巻です!


雪どけの頃、地表からひょっこり
葉が顔をだしていたバイケイソウ。
こんなに大きく育ち、
白い花を付けました。


マルバシモツケが毬のように
まんまる。
風の強い山の頂上付近では
地を這うように小さく、でも懸命に
はえています。


エゾコザクラ。


霧が出ていて、お鉢平を見ることが
出来ませんでしたので、
看板をパチリ。
お鉢平展望台、中岳、間宮岳
のガレ場で見られた、
高山植物たち。



クモマユキノシタ
(ユキノシタ科)

チシマクモマグサ
(ユキノシタ科)


コマクサ
(ケシ科)


ヒメイワタデ
(タデ科)

ヨツバシオガマ
(ゴマノハグサ科)

ミヤマタネツケバナ
(アブラナ科)

コガネギク
(キク科)


中岳では突風と霧に悩まされました。
急斜面の下には雪渓がまだ残り、
イワギキョウが咲き急ぐように
一斉に咲いています。


霧の中から一瞬の間、
見えたお鉢平。
景色が見えるともっとテンションが
あがるのだけどなぁ〜。


旭岳方面と白雲・北海方面、
中岳方面とに分かれる分岐。
今回は旭岳へ向かいます!


いよいよ道内最高峰、旭岳です!
裏旭からの斜面がきついと
聞かされていた私たちは、
ちょっとビビリながら
向かいます。
正面に見える、雪渓が残り
雲のかかった山が旭岳です。


イワギキョウと旭岳。
花の青と雪渓の白が映えます。


いよいよ急登です。
写真で見るとそうでもないかも
しれませんが、ずるずる下がって
しまうほどの急斜面。
途中、四つ足動物のように這って
登ってしまいました。。。


頂上に到着!
2290.3mのてっぺんは、
やはり雲とガスで景色は
見えませんでしたが、
この足の疲れが、
頂上に登ったことを
実感させます。


旭岳頂上から下る途中で
7合目にある姿見の池や
地獄谷の噴煙が見えます。


姿見の池にうつる旭岳。


噴煙があがる旭岳。
約600年前に火山活動により
爆発した際の火道が、
いまなお地下に余熱を
蓄えているため噴煙が
あがっているといわれています。
地球はスゴイ!!


山のリーダー  kanpi & tomo