自然の美と驚異  

石狩川・幻の滝・紅葉滝


北の楽園大雪山は私達に素晴しい景色や動植物との出会いという楽しみを与えてくれます。
その一方で、厳しい自然の姿もあらわします。

8月16日 
穏やかにきれいな水が流れて
いる石狩川、向こうに見えるのが
層雲峡温泉街です。

8月19日、
降り続いた雨で川は増水しました。
国道をはじめ峠を通る幹線道路は、
崖崩れなどに備えて
通行止めになりました。


川は濁流となって流れています。
川に近づくかないようにという
放送も流れました。


8月19日午前6:30
年に数回しか見られないという
九十九滝(幻の滝)
が姿を現しました。


2時間後
水量は減り岩が見え始めました。


8月20日水は流れていません。
真ん中の木が茂っている右側の
黒っぽい部分が滝となって
水が流れていたところです。
右の図の層雲峡温泉街の下を
石狩川が流れています。
九十九滝(幻の滝)は
縦に流れている2本の川の
右側の赤い三角印、
つまりこの案内図の前に立って
右斜め上を見上げた
ところにあります。
もちろん普段は見えません。

大雪山から流れ出した雨水や
今も残る雪渓の雪解け水は
赤石川となり、九十九滝や
紅葉滝を通って石狩川へと
流れ込みます。
九十九滝が消えても
、石狩川の水位はなかなか
下がりません。

8月8日
紅葉滝の普段の水量
滝のそばはかなりの音がしています。

8月19日、
幻の滝が現れた日の水量
普通の声では話が出来ない
ぐらいの滝と水の流れの音です

紅葉谷はいつもに増してしっとりとしていました。外界でどんなことが起ころうとそれぞれの生命の営みは
坦々としているように見えました。紅葉谷の散策路は滝から流れ出る川に沿っていて、水の音が絶えません。
水量が多いときには、音も一段と大きくて、ほかの音はあまり聞こえません。
水の音に包まれた状態は、歩きながら瞑想が出来るのではないかと思ったほどです。


イブキヒメギス

ミズヒキ

ツバメオモト

ダイモンジソウ

トリカブト

ハンゴンソウ

エゾアジサイ

ホザキナナカマド

エゾクロクモソウ

山のリーダー KEI