層雲峡周辺でクマゲラの越冬用のねぐらを見つけました。
今日はそのレポートです 。
層雲峡から少し離れた森のねぐらでは、15時23分から27分の間に
クマゲラが巣へ戻ってくることを確認。
層雲峡はそこより少し早めに暗くなることから、もう少し早めに巣に戻るだろうと予測。
早めにねぐら近くの木に隠れて撮影のスタンバイ!
すると・・・。
15時15分。 キロキロキロキロという声が遠くから聞こえ、次第に近づいてきます。 その後、巣から程近い木に止まり、クィーンクィーンと鳴いています。 警戒しているのでしょうか? 息を潜め、ひたすらじっと待ちました。 すると、巣穴のある木にクルクルクルクルクル・・・とやってきました!! あたりをキョロキョロと見回しています。 |
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あたりを見回していたクマゲラは するりと巣穴に入っていきました。 |
すると、普段は一旦、巣穴に 入ると出てこないのですが、 なんと今日はもう一度出てきて、 近くの木の枝に止まりました! |
巣穴をよーく見定めて・・・。 飛ぶぞー!! |
先ほどとは違って、今回は 新しくつくったばかりの巣口から 入るようです。 さきほど入っていった巣穴口と 比べて、色がオレンジがかっている のがわかるでしょうか? 新しい巣穴はこうして巣口の 色でも分かります。 |
巣穴に入ったクマゲラ。 正面から見ると頭の赤い色が 見えません。この子はメスでした。 |
コラーッ!! よーく見ると、そんなふうに 見えませんか? まるで、森の侵入者である私達に 「早く帰れー!」か、 「勝手に撮影するなー!」とでも 言ってるかのよう。 |
撮影中はこんな感じで、 |
2箇所のねぐらで何回か観察した結果、クマゲラはかなり正確に ねぐらへ戻ってくるようです。それは本当に5分くらいの誤差。 野生動物たちには、計り知れない能力がまだまだたくさんありそうです。 しんしんと降る雪の中でじっとクマゲラを待っている時間、 クマゲラに驚かれないように出来るだけ気配を消して 撮影する瞬間が私は好きです。 森の中で、森を構成する木や葉、石などになったみたいな 気がします。それでもクマゲラに気づかれてしまうのですけれどね☆ |
山のリーダー TOMO