10月14日 冬の気配 


今日は晴天!層雲峡の草花たちにも霜が降り、山の上では雪が降ったようです。
黒岳5合目まで行ってみました。
                                                                   



毎朝、黒岳の表情を写真に
おさめている撮影スポットの
周りには霜で白く縁どられた葉が。
どれもこれも絵になる可愛さ!


 黒岳5合目までロープウェイで
行くと、少し雪が降ったようで
いくらか積もっていました。

あちらこちらにこんなに可愛らしい
雪だるまがお出迎え。


ロープウェイの5合目駅舎の
展望台から。
雪をかぶったニセイカウシュッペ。
下は層雲峡温泉街。



ニセイカウシュッペの隣に
そびえたつは屏風岳。
山のてっぺんだけ
雪をかぶってます。
下に雪が積もるのは
いつになるでしょうか。


 高松台より
  黒岳を
  眺める。







高松台からは黒岳・桂月岳・
凌雲岳・上川岳を
眺めることができます。


中央の真っ白な雪をかぶっている
のが凌雲岳。
相当積もっているようです。


シラカバの白い幹が青空に
映えます。紅葉も綺麗ですが、
葉が落ちたあとの楽しみは
樹形や幹の美しさです。


雪間から顔を出している
シラタマノキ。
花が少ない秋に、
まん丸の白い実をつけて
目を楽しませてくれました。



5合目駅舎近くの雪上に
エゾジカの足あとがありました。
大雪山は花畑から紅葉の
絨毯に、そして白い世界へと
移り変わりました。
これからの長い長い冬、
夏に出逢った花や動物たちは
雪の下でどのように過ごすの
でしょうか。
白い雪は全てを包み込んで
静かな時を刻もうとしています。
             by KEI



層雲峡周辺の柱状節理の紅葉状況 



 鬼巣岩

  
 



例年ならこの時期、錦のような
紅葉になりますが、今年は
そうなるまえに葉が落ちはじめて
いるようです。




こうもり岩付近




屏風岩


番外編  クマゲラ



流星・銀河の滝の近くに
クマゲラのねぐらと思われる
木がありました。

滝近くに、かつて、営巣木
(子育て用の巣のこと)が
あったそうです。
しかし、登山道を作るために
切られてしまいました。

もしかしたら、このねぐらは、
その営巣木を使っていた
クマゲラのものなのかも
しれません。



クマゲラのねぐらは、
営巣木と異なり、
穴が沢山あります。

寝ている間にオコジョやヘビなど
外敵が来ても、いずれかの穴から
いつでも逃げられるようになっていると考えられています。





道路沿いの林内にある
カツラの木に大きな穴が
いくつもあけられていました。

これから厳しく長い冬が
やってきます。
その間、クマゲラたちは
どこでどんな風に生活
していくのか
とても気になります。
このねぐらにもいつか
戻ってくるかもしれませんね。

山のリーダー TOMO