夏、山の上で見かけたギンザンマシコ。
バードウォッチャーが憧れる北方にすむ高山の鳥です。
厳しい冬は、大雪山から町へ降りてきて街路樹のナナカマドの実を食べにやってきます。
大雪山の麓、上川町に ギンザンマシコが飛来! しかもオス、メス一緒に!! |
民家近くの街路樹に とまるギンザンマシコ。 |
ナナカマドの実をおいしそうに ついばむ。 |
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♀のギンザンマシコは、目の周りが黒い♂より優しい顔つき。 体の色もオリーブ色で、♂の派手さはないが、模様が綺麗。 |
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♂はとにかくハデ!真っ赤な体は遠くからでも良く目立つ。 後ろの模様はこんなに鮮やか! 雪の降る中、ナナカマドの実を逆さまになりながらもひたすらついばんでいる。 冬の貴重な食糧源。 |
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この木にはアトリもいた。 仲たがいせず、お互いの存在を 尊重するかのように場所を適度に 変えながら、一緒に実を食べていた。 |
アトリの中には、樹上の実よりも、 下に落ちた実を食べる 楽ちんな方法を見つけたものも! かしこい! |
は 実は、こんなに近づいて撮影。 アトリとギンザンマシコは全く 動じず餌を食べるのに夢中。 民家の近くで車もよく通るこんな 場所でも、気にならない鳥だけが ここではやっていけるようだ。 |
ギンザンマシコがそろそろやってくるだろうと、上川町の実のなる木をあちこち探し、
1月17日にようやく一本のナナカマドの木にとまるギンザンマシコを見つけた。
町中のナナカマドの木はすっかり実がなくなっていたが、この木は不思議なことにたっぷり実がついていた。
実はこのナナカマドの木、民家の前にあり、車の通りも多い道に面している。
多くの野鳥たちは、大きな音をたてて通る除雪機や1日中せっせと雪はねをしているおじいさんにビックリして逃げてしまう。つまり、この木はギンザンマシコたちに見つけられるまで、ほかの野鳥に食べられずに残っていたのだ。
ギンザンマシコやアトリは人や車がいても動じず、もくもくと実を食べていた。
この木は、3〜4日ですっかり食べつくされ、ギンザンマシコたちは更に旭川市内など町中へ移動していったようだ。
冬の野鳥たちの営みが少し垣間見れたような気がする。
BY TOMO&KEN