吉田精肉店

第二十六話誕生

ドクン。心臓の鼓動か・・・。
悪魔の胎動が始まった。
キテイル・・・・。
あ・・・くま。


ヘレバルス交戦から九ヶ月後。
つまり悪魔戦争開始から一年後。
ヘヴンウッド基地。
ここはゼヴァスとノーフィスが出会った場所。
そして今も彼らはここにいる。
俺は救出に着た・・。
”坊やたち”をつれて・・・。


上空5000メートル。
「元帥、悪魔の反応がするプテ・・・。」
「師匠か?」
あきれたようにとめきちがいう。
「いい加減敵の司令官を師匠呼ばわりする辞めるプテ・・・。
向こうもいい迷惑プテよ・・。」
「だーはっは、自分はあの方の戦術に感動したのだー。
自分はまだ未熟であったわー。師匠と戦うレベルが上がるプテー。
あ・・・。」
思わず素が出てしまい、アシュタロンは赤面できるのなら赤面した。
「アシュタロン元帥、素直になるプテ。敵はヘレバルスさんじゃねープテ。
あれはおいちゃんがあの基地にいたときに見た、アジ・ダカーハ通称”イーター”プテ。」
「ガーン。」
「がっかりすんじゃープテ。まだ仕事は終わってねープテ。
だいたい口で効果音出すんじゃねープテ。」
「すみませんプt」
言いかけて音がつぶれた。

ココハドコダ・・・。
オレハ・・・?
「お早うクリス。」
くりすトハオレノコトカ・・・。オマエハダレダ。
「俺はアルミューレだ。」
A・・・R・・・MU・・・・・R・E?
「よくできた・・・。ではストレッチにいこうか。」
「わかりました。」
そしてそれは音もなく旅だった。
アジ・ダカーハの襲来によってそれ気づくものは誰もいなかった・・・。
ついに第三の神が動き出したのだ。

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