吉田精肉店

第二十二話記録

グレゴンの残した手記が見つかった。
ところどころ字が乱雑で読めない。



無界もいい天気だ。
・・・・・息子たちが無邪気に遊んでいるのを見ると、
申し訳なくなってくる。
・・・私の作り出した兵器がエルンの家族を奪っている・・・。
グレゴリュフの無邪気な顔が私を責め立てるような気さえした・・・。


・・・・・よくも・・・・ゆるさん。
殺してやる!皆殺しだエルンの畜生ども!
よくも私のかわいい息子たちを!


あはははは奴らへに復讐が成功した。

新しいグレゴリュフはすばらしい!
私の狂気も少しは落ち着いてきたのか?・・・。

あらゆる兵器を作り果ては生命まで作り出した私だが
つくってないものがまだひとつある・・・。
それは・・・だ。
無界のエルンの学問ではとても・・・。



ついに私の時代が来た!
ヘヴンの発見だ。
機械生物・・・。
これで・・・。

グレゴリュフが死んだ?
不思議だ前ほど悲しんで・・・いない?


ついにヘヴンに入りゼヴァスという悪魔を治療することを条件に
ロット側に下り研究を続けた。


・・・・そして人生最高の日はおとずれた。

私がいつものように・・・スの開発を続けていた。
そして大いなる福音を聞いたのだ。
偉大な悪魔の声を!!

「グレゴン・・・。」
「まさか・・・・様!!!?」
「下級な悪魔が俺様の名を軽々しく口にするんじゃねえ!!」
ア・・・・様はえらくご立腹なされている様子であった。
「申し訳ありませんでした!」
「気にするな、貴様をとって食おうというわけではない・・・・。
無界最強の俺がみすぼらしくなってしまった。
奴に肉体を奪われ、
俺はただ黙って見守るのみ。
嫌気が差してきたのだ。
奴とはいつか雌雄を決しようとしていたが
今がそのときだ!!
その・・・新しい体をよこせ!!!」



すばらしい。
無界最強の精神とヘヴン最強の体。
究極の悪魔を模倣した最終兵器。
ついに”神”をつくりだした。


行くのだわがもう一人の息子”クリス”よ!!


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