吉田精肉店

第五話永訣

なぜお前はそこまで大悪魔を憎む!!
ゼヴァス!!!」
ザーゴンはまだゼヴァスをとめようと叫ぶ。
「我輩たちを争わせるからだ!!
もう我輩はエルンを殺したくはない!!
だから我輩は大悪魔や邪神どもを皆殺しにして平和を手に入れる。
そのために必要なのだ力が!」
「お前に何があったのか俺にも話してくれなかったよな。
だからお前に何があったかは知らない、だがこれ以上進むというのであれば俺を殺
せ!!」
「我輩が間違っているとでも言うのかザーゴン!」
そのとおりだ。
冷たい声がした。
ザーゴンは震えるような声で言った。
「グ・・・グレゴリュフ・・・様?
あなたは無界で待機しているはずでは?」
グレゴリュフと呼ばれた巨大な悪魔は青い目でゼヴァスをねめつけながら言った。
こいつのような勘違い野朗を許せないのだよ私は。
そして私自身更なる闇がほしくてね・・。
・・でザーゴン君だっけ。
四回・・・。
これが何を意味するかわかるかね?
「わかりません。」
カマトトぶるはよしたまえ。君がそこの裏切り者を殺せた回数だ。
そして1260回。
これは私が君たちを殺せる数だ!!
グレゴリュフの体が闇に変化しザーゴンとゼヴァスにぶつかった。

さてザーゴン君、今度からさっさと仕事をこなすことだ。
私は、アジ・ダカーハを追ってみることにする。
闇がスン止めされて助かったザーゴンはグレゴリュフをにらんだ。
そんな目はよしたまえ。君の気持ちだってわかる。
まああの裏切り君がそう簡単にやられたと思えんがね。



ゼヴァスが自らを石化させて防御し落ちた場所はロットの工場だった。
幸か不幸かそこはアジ・ダカーハが向かっている場所であった。

トップへ
トップへ
戻る
戻る