吉田精肉店

風林火山の章
 第14話〜Evolution to Toa〜
おーさん
「ふむ。二つとも見つけたようじゃな。」
ツラガは二つの石を確認して言う。
「じゃあ・・・これで・・・」
「うむ。トーアになれる。」
「やったーーー!!!!!」
「ちょっとまっとれ。」
そう言うと、ツラガはゴソゴソと何かをやりはじめた。
すると、ハグとニフの体が光り始めた。
「うわわわわ・・・・」
「なんだこれ・・・?」
そして、さっきまで少し光ってたのが、部屋全体を照らし出す、まぶしい光となった。
光がおさまる。
さっきまでハグとニフがいた場所には、2人のトーアがいる。
「おめでとう。これでお前達はトーアになった。」
「すげぇ・・・」
「力がみなぎるよ・・・」
「おぬしらのエレメントは鉄と雷。その力を使いこなすためにも次の修行じゃ。」
「はい!」

続く
 第15話 新たなる修行
UFOさん
「すこしでかくなったよな。」
「うん」
「だが、トーアになったと言っても、お前たちは未熟じゃからな。」
「はぁ・・・。」
「これから、『トーアヌーバ』と言うトーアの元で修行してもらう。わしの修行はここまでだ。」
「はい。で、トーアヌーバは何処に居るんですか?」
「ここから東へ50キロほどのところに大きな寺がある。そこにトーアたちが居るからな。」
「分かりました。行ってみます。」
こうして、山を登り、谷を下り、しばらく歩いて・・・。
「ここがツラガの言ってた寺か・・・。」
「おぼっだよりでがいで(思ったよりデカイね)」
すると、いきなり1人の茶色いトーアがやってきて言いった。
「やぁ、君たちの事はツラガから聞いているよ。オレは『オワツ』岩石のトーアだ」
「こんにちは。僕ハグ、鉄のトーア」
「おではにぶ、がみなりのどーあ(オレはニフ、雷のトーア)」
「じゃあ、これから、僕達の元で修行してもらうよ。おーーーーい!!!トーアが来たぞーーー!!!!」
そう言うと、またトーアが5人出て来て言った。
「よろしく、オレ達は『トーアヌーバ』だ!!」
「よろしく!!」


そのころ・・・、
「新しいトーアなど消して見せる・・・。行け!ラクシ!!」
「キェェェェェェーー!!!」
闇の底で声がした・・・。
第16話〜New training and new enemy〜
おーさん
:前回のあらすじ:
ハグとニフはトーアになり、
新たな修行をするためにトーア・ヌーバに会いに行った。
そのころ深い闇の底で新たな恐怖が産声をあげた・・・・



「よし、まずは実践だ。俺達の中の誰かと戦う。」
「わかりました。」
「ばがびばぢだ。(わかりました。)」
「よ〜しじゃあハグとはオレだぁ!」
「んじゃニフとはオレだな。」
オヌー・ヌーバとレーバ・ヌーバが言った―――


「どうした?そんなもんか?エレメントも使えないトーアはトーアじゃないぞぉ!」
オヌーのチェーンソーがうなる。
「うぅ・・・クソッ・・・」
その時、ハグの体が銀色に光る。
チェーンソーがハグの体に当たる。しかし体は切れず、チェーンソーはガガガ、と鈍い音を発
する。
「な・・・?オレのチェーンソーが・・・」
「うわっなんだこれ?体が硬い・・・」
驚くハグの手には一つのツールが握られていた。
「あっ・・いつのまにかこんなのが・・・」
そのツールは大きな槍だった。
ハグが反撃にでる。
「ぬおっ・・コイツ・・・できるっ・・・」
「おおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
オヌーが倒れる。
その時タフーが
「そこまでだ!」
と言った。
つらそうに立ちながらオヌーは言った。
「お前のエレメント・・・鉄だったな。さっきのはどうやら『自分の体を鉄にする』能力らしいな。そ
の力をうまく使えよ・・・」



「ぐばべぇ!(くらえぇ!)」
ニフが叫ぶ。しかし攻撃はむなしくはずれる。
「よっと。」
レーバが寺の頂上に立つ。
「お前の剣、でかいからリーチが長いのはいいけど重すぎて動きが鈍いな。」
「はぁ・・はぁ・・グゾッ・・・(クソッ)」
ニフはツールはもう発見したのだが、エレメントはまだ使えてない。
「ニフ、お前のエレメントってなんだっけか?」
「はぁ・・・はぁ・・がびだぢだ・・・(雷だ)」
(雷・・・そうだ、雷だ。雷のように強く、すべてを砕く力!!!!!)
「ずべでぼっ(すべてを)・・・・ぶぢぶだぶぢばだ!!!!!!(打ち砕く力!!!!!!)」
とたんにニフの周りに電流がほとばしる。
「ぼおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!(うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!)」
「なっ・・・!?コイツ――」
レーバは言葉を全て言うことが出来なかった。
ニフの電気の力と大剣の力でレーバは吹っ飛んだ。
「2人とも、エレメントを使うことができるようになったな。よし、合格だ。」
「ちょっと待って!」
ガーリ・ヌーバが言う。
「あそこに・・・何かいるわ。」
彼女が指差す先には―――

ラクシがいた。


続く

第17話 初めての闘いUFOさん
:前回のあらすじ:
ハグとニフは見事エレメントパワーを手に入れ『トーア』になった。
だが、ガーリの指差す方向にラクシが居たのだった・・・。

「キエェェェェェェェェェェェ!!!!!!!」
とてつもないうめき声を発したとたん、ラクシの持っていたナギナタからすごい勢いでビームが
放たれた。
「危ない!!」
「ドッカーーーーーーーーーーーン!!!!!!」
当った床には、大きな穴が開いていた。
「あぶない。」
そういって助けてくれたのは、コパカヌーバだった。
「ありがとう。」
だが、ラクシの攻撃は止まない。
しだいにトーア達の体力が衰え始め、とうとう麻痺してしまった。
「ヤバイ!!どうするか!!」
「おでだぢがだだがえばいいんだよ!!(俺たちが闘えば良いんだよ!!)」
そう言うと、ニフはラクシに立ち向かっていった。
「ぐばべ!!(喰らえ!!)」
ニフは必死に大剣を振り回した。
「そうか。ヤツを倒せるのは、今僕達だけしか居ない!!」
ハグも槍を取り出し振り回して闘った。
「ギエェェェェェェーーーーーー!!!!!!!!」
「ひるんだか!?」
そのとたん、ラクシがナギナタを振るった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
2人は跳ね飛ばされ、壁に当ってバウンドし、背中合わせになった。
「うわっ!!」
「いでーだ(痛てーな)」
その瞬間、ハグの体が金色に光った。
「何だコレは!?」
「わがっだぞ!おでのでんぎがあぢぎにうづっだんだ!(分かったぞ!オレの電気が兄貴に移
ったんだ)」
「そうか!コレで勝てるかも!」
ハグは槍を持った。すると、槍も光った。
そして、マスクが光った。
「ギエ?」
「あれ?いくら近づいても遠ざかってしまう。何故だ?」
「ぢがうよあぢぎ。ばずぐのばわーだよ(違うよ兄貴。マスクのパワーだよ。)」
「そうか。」
ハグはラクシに向かって走っていった。
するとラクシは遠ざかっていく。
だが、ハグはどんどん近づこうとする。
とうとう壁が見えてきてラクシはぶつかった。
「ぎえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「よっしゃぁ!!」
更に、今度はラクシが近づいてくる。
そのままラクシに槍を向ける。そして・・・。
「ドスッ」
槍がラクシを貫通した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
そのままラクシは息絶えた。
「やったぜ!!」
その後・・・。
「よくやったなぁ。」
トーアに褒められて、少し照れてしまった。
「だが、修行は1日にしてならず。明日ももう特訓だぞ。」




続く

初めてのストーリーw第十八話やっぱり疲れるときはあるのさ
丈さん

そんなこんなでトーアになったハグとニフ。
今回も修行なのだ。
コパカ「さぁ、やるぞ!」
ハグ「何をだ」
コパカ「昨日もう特訓と言ったろうが!おめぇ、なめてんのか?」
ハグ「すっ!すいません」
ニフ「オイラにもしゃべらせろよ」
ハグ「お前、いつものせっぱ詰まった濁点声は?」
ニフ「アレはもう直った」
ハグ「おいおい、お目のそのキャラでやってんだから」
ニフ「今日ぐらい、いいじゃん」
コパカ「てめぇら!さっさとしろや!」
ハグ「あれ?コパカさん、いつものクールなキャラは?」
コパカ「おぉ、俺としたことが」
コパカ「では特訓だ。腹筋三百回、始め!」
ニフ「どうせおいら達機械だぜ?やっても意味無いぞ」
コパカ「忍耐力ぐらい付くだろう」
コパカ「つーかさっさとやれよ」
ハグ「おわぁた。さぁ次の修行を!」
ニフ「あれ?コパカさんは?」
気づくとコパカがいない。
ニフ「あぁ!あそこ!」
ハグ「コパカさん!何やってんだ!」
コパカ「お前らは・・・・・・来るな。来たっ・・・・て死ぬだけだ・・・」
そこには大量のクラータにまとわり付かれたコパカがいた。
ハグ「・・・ちくしょう!さっき倒した奴らから逃げたんだ!」
続く
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