吉田精肉店

ゲシュタルト”怒れるトーア”

彼が生まれたのはヒポ=クリテという辺境の島だった。
そこで彼はしばらくマトランとして普通に生活していたのだ。
彼はトーアに憧れていた。島をまもる勇者”トーア”。

そして彼はトーアになった。マトランを守る事に誇りを感じて。
だが運命は彼に対して冷たかった。

彼の島には敵がいた。その名はヴェイン。
マクータの残骸のひとりだ。
奴は大陸からダークハンターの傭兵を雇いボロックを駆って島を苦しめた。
ゲシュタルトは彼の仲間とともにこれらをうち砕いた。
しかし一人ひとりと仲間は減っていき残るはフルーエンスと彼だけだった。

フルーエンスは言った。
”絶対に勝って生き残ろうと。

その日、島は彼のその後の運命を暗示するかのような曇天だった。
そこには不定形の異臭をばら撒く醜い塊がいた。
”ヴェイン”
それは冷たい声で言った。
”カスども、あと二人だあしねいいい。あひゃはははははは。”
ヴェインは身をくねらしてちかづいてくる。
ゲシュタルト近くに行って殴ろうとした。
しかし巻きつかれたのだった。
だが折っていたナイフをさした。
こうしてヴェインは倒れ、島に平和が訪れた。

ならよかったが

つづく

敵は誰でも冷たい声なのねw

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