吉田精肉店

第十五話
青空の下で
その2

何だ今のは?反乱軍か?』
『わかりません、爆発というような感じではありませんが。』
『あ、きました。トーアです!!!』
『早く打てーーー』
ディスクランチャーが何発もうたれた。だがひとつとしてダークにあたるものはなかった。ダーク
はよけていないのに。
『消えるのだ、ゴミムシども。死にたくなければな。』
その言葉に対し、ダーク自身がこたえた。
『やめろマリスこれ以上ダークの体を使うな。』
『何いっている、融合はやつの望んだことだ。』
『おのれ肉体はひとつになっても精神はひとつにならんとは?』
その嘆きに対して融合した誰でもない声が答えた。
『その心配は要らんぞ、ダークとやら。わたしはきみたちの統合的精神”エクジコウ”』
『なぜ貴様が今ごろ、なぜわれの分離した小宇宙に干渉する!!』
『マリスよ、ひさしぶりではないか?おまえこそなにをしているのだ?クレェル(クルゥエル)やヴ
ァイスは私たちの計画のために動いているというのに。お前はなぜ、われらの敵の生み出した
マトランを守っているのだ?』
『兄者たちは危険だ、この世界の秩序すら壊そうとしている。それにわれはやつらを守っている
つもりなどない。』
『フンだから貴様はなめられるのだよ。』
頭が痛い
なぜこんなことになった
わたしはやはり”正義”にふさわしい器ではなかったということか
ダークよ
落ちたものだなこんなことになるなんて
できることはただひとつ
未来を友人とそのこどもたちにたくそう
この矛盾に満ちた存在をたおして
『何をする!!!ダーク!!』

『着たぞダークだ!!やつに射撃はきかないぞ気をつけろクル。』
『何でですか?』
『やつはねつをつかって蜃気楼を起こし自らの位置をずらすミラージュ・ビジョンという技を持っ
ているからな。だが・・』
ヘイトはダークに近づいていった。
『こうしてちかづけば効果は薄い。』
『でもそれだけで解決できるなら・・』
『そう、無敵ではない。だがなやつに第二の防御・・』
ヘイトはダークに向かって石を投げた。その石はダークに近づく前に燃え尽きた。
『アンブレーカブル・ファイアウォール、このふたつがある限りやつは傷つかない。』
『ヘイト!!!!早く俺を殺せ。今のうちに。』
ダークは言った。
『どうする?ヘイト。』
『親友を信じないわけないだろ。』
ヘイトはダークに向かいダークをつかんだ。
熱い熱い
熱い熱い熱い熱い熱い
『間に合ったな、そしてこれが第三の防御”アンタッチャブルヒートメイル”だよクル君。』
その冷たい声はまさしくマリス。マリスは熱さで思わず手を離したヘイトを蹴り落とし言った。
『また会えたなトーア!!!会いたかったぜ。』
『てめえ生きてやがったのか?』
『さあ死ぬがよい、この”ヘル・ファイア・ジャッジメント”でな。』

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ダークの技について
気づいたら某漫画の影響丸出しだった。
はんせいはしている。


技名は
全てMTG用語を入れるというマイナーな手を使ってたりする
ミラージュとかジャッジメントとか
アンタッチャブルといっても芸人じゃないし
われらが愛すべきブラストダームからきておるのじゃ


熱で蜃気楼を起こし目標を誤認させたり
熱の膜で身を守ったり
厚くて触れなくしたり
するんだね。。

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