吉田精肉店

第五話

叛将ヘイトその3
  

ヘイトは風のようなスピードで何度もレキをレキを切りつけた。
『どうだクソガキィ!!!俺とお前との圧倒的な力の差を思い知ったか!!?早く消えろ!!
この世界を本当に思うならな。』
『どういう意味だそれは・・・・?』
『俺はあのダークの野郎を倒し、あの日からの因縁にケリをつける。そうなればこの世界は指
導者を失い再び混乱するだろう。そのときこそお前の必要な時代だ。お前の武勇は部下から
聞いている、だからこそだ。消えろ!!!!!!!まだ俺の戦いは終わってはいない!!。』
『ヘイトさまおやめください。ご自分で未来の希望を断たれるのですか?』
『グルタ、お前はやさしいな。だが、こいつは敵だ!!!俺にとってダークを倒すことが俺のす
べてだ!!!次の戦いなど知ったものではない!!!!邪魔をするものにはすべて消えても
らう!!』
『次などない・』
『何がいいたい?』
『お前は何を考えている、ヘイト?次の戦いだと!!そんなものはない。この戦いの後は平和
だ。政府軍も反乱軍も・・。その実現こそが僕のトーアとしての義務だ!!』
風に緑が混じってきた。ヘイトの動きが鈍ったのだろう。
『”平和”か・・、俺もダークネス・ロードを倒したときにそれが訪れると信じ戦っていた。しか
し・・・俺は・・アブソリュートの力をもちながら・・・あいつを救えなかった・・あいつは俺たちの”団
結”を支えていた・・あいつがいればダークは狂わなかったろうし・・・俺もこんな・・こんな・・馬鹿
なことはしなかったんだ!!!!!!』
『あいつって誰だ?』
『天国に行けば会えるさ。』
緑が近づいてきた。ヒットアンドアウェイを繰り返し疲労したのだろう。奴に傷を負わせるなら今
だ!
『さあ来い、ヘイト!!!勝負だ!!』
剣を抜き力の限りたたき切った。
鋭い衝撃が走った。
『グフッ・・なぜ?おまえがここに?トーア・へヴン!!!』
そこにはもうひとり深紅の血を浴びた純白のトーアがいた。

雑感

 へヴン登場
あいつってヘヴンに思えるね
これだけ読むと
第六話
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