吉田精肉店

第三話
叛将ヘイトその1

トーアの乱の初期我が軍は劣勢を強いられた。
敵の新兵器スピナーに対し、
我が軍は旧式のディスクランチャーしかもっていなかっためである。
二年前ツラガのなぞの連続死、それはダークの命令による暗殺なのだが、
そこから一人生き残ったエウドウ。彼は最後に孫とともにダークにつかまったが孫を捨てて脱
走した。それをかこったのが反乱軍である。新兵器スピナーを持った反乱軍はかつての伝説
のトーアを後ろ盾にし司令官をヘイトとして彼らの出身地チャ・コロとミド・コロのマトランをもっ
てトーアの乱を起こしたのだ。

例のプロペラが宙を舞っている。近くに敵の狙撃部隊がいるな。はじめのうちはあれに苦戦さ
せられた。そう”はじめのうち”は。スピナーは確かに射程や威力においてディスクを上回るが
命中精度ははるかに劣る。それをにわか軍人のマトランが使っているのだからあたるときのほ
うが少ない。
『みんな私に続け、スピナーはすべて私が落とす。敵に近づくんだ!』
いくつもとんでくるが近づくのほんのわずかでそれだけを落としていった。思えば最初の混乱は
みづからスピナーにあたりにいくようなもので犠牲者を増やしたのだ。
こうして僕たちは敵を囲むことに成功した。
『私はレキ将軍だ、お前たち投降しろ。ころすつもりはない。』
『そうだボリオ投降するんだ。』
『グルタ、お前へイトさまを裏切ったのか?』
「そうじゃない、ボリオ。将軍はこのころしあいを早く終わらすためヘイトさまと話し合おうと思っ
てらっしゃる。頼む一緒にヘイトさまを説得してくれ。』
『わかっ・・』
そのときだった鋭い轟音とともにドラゴンが姿をあらわした。
『ヘイトさま!』
敵の首魁トーア・ヘイトが現れた。


雑感

急になくなったから廃止かと思ったって
え?
そんなに来てないって

まあいいや
ボリオとグルタ登場
トーアだらけのこの話に花を添える二人
わずかに残るリアリスム
そしてボルケーノ登場

ドウでもいいけどスピナーのイメージちがくね
もっとあたるって
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