3006と 300Win Magの数値のもとは、IMR Handloader's Guide For Smokeless Powders から引用しました。
このページの下に載せてあります。
公表されていて実用になる最大圧付近の値
を参考にしてみたもので、これらのサンプル値と、薬量比の関係から30Super06がどうゆう位置になるのかを
見てみたところです。
30Gibbsよりは少しゆとりをもっていけそうだという事が推察されます。
実際のところ今猟期に使用した状況から、IMR4350−64グレンと180GRの弾頭との組み合わせでは、
実猟用のタマとして使う事が出来ていますが、プライマーの表情等を見ていると少し圧が高く感
じる時があり、
安全+実猟用としては最終的に、180GRのバーンズTSX等の猟用ではIMR4350−63.8グレンと
の組み合せに落ち着いています。
また、64.5グレンから65グレンになると100mで数センチ右に着弾点がずれてくる現象がおこっています。
上下の位置はほとんどかわらない。
この量は銃によって変わるファクターです。
射撃場での場合では、IMR4350を66グレンまで、Sierraの180HPBT-Matchでためしてみましたが、
66GrainsでもCompressed Charge にはなっておりませんので、もう少し多くの量を
いれる事は可能ですが、Compressed Chargeの場合の180GRでは機関部とケースとプライマーの強度が
高い事が必要にかんじます。
このグラフから推察されるところですが、安全圧で3000ft/sをだすにはIMR4350では
67.4Grains前後の薬量が必要で、さらに、これを収容するケースの容量は、
30Super06を例にとると、MAX装填量が約66グレン程度なので、63.8が実猟とすると、
66/63.8=1.0344827
3.45%くらい大きい事がもとめられている関係とすると、
67.4x1.0344827=69.724133 となり、約70グレンのIMR4350がショルダーあたりのところまで
入る容積になっていればいいのかな、という事が推察されます。
70グレン容量のケース容積を作る事は、もう4ミリ前進させなければならない事になりますが、
ケース全長からこれは無理になります。
ネックが無くなってしまう寸法となります。
これは、安全圧では達成できない事を意味することとなってしまいます。
しかし、
30Gibbsより2ミリほどショルダーが前進したような関係で、2グレンの差があるという事は、
グラフから見ると、もう2mmミリ前進させれば何とかその範囲に入りそうにみられますが、
これは、高めの圧を覚悟する範囲でもあるので、もしかしたらOKかもとおもいますが、
問題があります、もう2ミリ前進するという事は、リーマ全体が2ミリ前進という事なので、
スロートも前進するわけですから、ライフルランドに軽く接触させて発射しようとすると、
取り付け弾頭も2ミリ前進する事になり、ケース全長は72.0-72.5mm変わらずなので
Sierra180HPBTではネックに対して接続寸法不足となり取り付けられなくなるという事がおこります。
ですので、ネックが2ミリほどのものでも良いとする場合は、弾頭がかなりしぼられてきます。
銅弾は胴が長いのでちょうどいいかもしれないという感じにはなります。
もう2ミリ前進させた場合、ネックの残りは1.5mm程度になり、弾頭は取り付けら
れるので、2グレン追加できると68グレンとなり67.4グレンをオーバー
する量となりますので、だいぶ圧は高いが、その危険を覚悟なら
3000Ft/sの壁は3006ケースで越えられるという世界が待っているのかもしれない
というのがグラフからの推定ですが、
初速のページにある射撃場でのデータからみると、180GR-HPBTの場合、IMR4350が66グレンですでに2995ft/s
という値を出していますので、もう1mmショルダーを前進させ、薬量を66.5グレンにすれば、少し危険度の下がったところの圧力
で3000ft/sを越えられるかもしれないという事も推定されます。
3000ft/sは越えられるでしょうが、安全+の隣で猟に使えるかが、ポイントですね。
上記のなかで、
ケース全長は62.0-62.5mmというのがありますが、3006ケース全長は新品で63.0-63.3mm
くらいのもので、これがフォーミングする段階で、縮まってしまいます。
下のデータはIMR Handloader's Guide For Smokeless Powders に載っているもので、
参考値として載せてみました。
この中で、Cというのは、Compressed Chargeの事です。
火薬の種類、装填量Grains、初速ft/s、薬室圧力(cup)の順です。
PTD=Pointed,, SPCL=Soft Point"Core-Lokt",, PR=Primer,, C.O.L=Cartridge Overall Length,,
3006と MagnumではMax圧力が異なっているのがわかります。