ビュッフォンの針

1998,2 数学

★目的:実際の体験を通して確率を求め、その計算方法を理解する

★方法:床にある板の並び(6.5cm間隔)を利用して、「ビュッフォンの針」の実験をする。

 「ビュッフォンの針」の実験

準備:6.5cmの針金10本


課題提示: 床の板の並び(6.5cm間隔)を平行線と考えます。
      今、6.5cmの針金を、床に落とします。
      さて、針は床の平行線に「かかる」でしょうか?「かからない」でしょうか?

1 予想を立てます。

   「かかる」32名  「かからない」6名

2 「かかる」確率を推測しましょう。

   1/3,2/5,2/3,7/13,0.4,0.6など

3 実験で「相対度数」を計算します。

  (1) 4名グループを組みます。

  (2) 実験の係を分担しましょう。
    ●針を投げる係 ●かかったかどうかを判定する係 ●回数を記録する係

  (3) 実験を始めます。20分で200回程度を目標にしましょう。







  (4) 全グループの回数を集計してみます。
 グループ      a   b   c   d   e   f   g   h   i   j
 かかった回数   202 157 135 111 111 134 109  70 133 145
 かからなかった回数102  79  70  57  47  71  72  30  67  76


4 集計結果は・・・

 総実験回数 1978回 そのうちかかった回数 1307回

 相対度数は・・・0.66

 本当なら・・・・0.64 のはずが・・・


★考察:実は教室の床の平行線自体に、幅が1〜1.5mmほどありました。
    その部分に針の端が触れた回数が「かかった」回数とされたことが0.02の差として
   表れたのでしょう。しかし、思ったよりも正確な結果が出たことに驚いています。
    生徒は、実験を進めるなかで、確かに「かかる」回数の方が多いので確率は0.5より
   大きいことを理解していきました。また、実験結果のまとめで、ずいぶん多くのデータを
   集めたことや、自分が計算した相対度数が確率を表すことに改めて気がついたようです。
    授業の終わりに、実はこの確率は 2/円周率 であることを教えると、不思議そうな
   顔をしました。・・・無理もないですね。

針を投げる説明がある 数学史の部屋のページです。