12月の問題

今月は洒楽斎唐人(しゃらくさいとうじん)著「算法珍書」(さんぽうちんしょ)
明治元年刊(1868)でお楽しみ下さい。
 どちらの問題もできるだけ簡単な方法で計算しましょう。

1 ざくろの実

2 だるまの屁(へ)

参考文献
「小町算と布ぬすっと算」山崎直美(さ・ら・え書房)

考えた答えが合っているかどうか知りたいあなた!
計算仮面に答案を出しましょう




1 ざくろの実

 みなさんは 鬼子母神(きしぼじん)という神様のことを

知っていますか?

 鬼子母神は、人間の子供をさらってきては食べてしまう

とてもおそろしい神様でした。

 ところが、1000人もいる自分の子供はとてもかわいがり

それはそれは大切にしていました。1000人の子供はみんな

「ざくろ」が大好きでしたので、鬼子母神は毎日、一人に6個

ずつざくろの実をやっていました。

 ある日のこと、人間の子供を食べる鬼子母神をこらしめようと

お釈迦様が、1000人の子供の中の1人を隠してしまいました。

 鬼子母神は血の涙を流して悲しみました。

 でも、この日もちゃんと子供たちにざくろの実をあげたそうです。

 さて、この日鬼子母神は、何個のざくろを子どもたちにあげたの

でしょうか?



 鬼子母神は、わが子をお釈迦様に隠されて初めて、自分が食べた

子供の母親の悲しみがわかり、自分の罪を知りました。それをみて

お釈迦様は、隠していた子供を返して下さいました。

 すっかり心を入れかえた鬼子母神は、それからは、子供を守る

神様となったそうです。


2 だるまの屁(へ)

 むかし、中国に「だるま」というえらいお坊さんがいました。

 このお坊さんの修行はとてもきびしいもので、西暦520年

1月のある日から9年間もの間、座禅を組み続けたそうです。

 さて、このだるま大師の何よりの楽しみは「屁」をこくこと

でした。毎日、朝・昼・晩、かならず屁をこきました。

 それでは、だるまさんは座禅をしていた9年間で、いったい

何回の屁をこいたのでしょうか?

 ただし、西暦で、4で割りきれる年は「うるう年」ですが、

100で割り切れるが400では割り切れない年はうるう年

ではありません。


考えた答えが合っているかどうか知りたいあなた!
計算仮面に答案を出しましょう