歴史上とても有名な問題の中で個人的に好きなものです
知らない問題があったらチャレンジして下さい


97年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月

1月の問題

 今月は村井中漸(むらいちゅうぜん)著「算法童子問(さんぽうどうじもん)」
天明4年(1784)刊 でお楽しみ下さい。

1 兵糧ぜめ

2 飛脚の兄弟

参考文献
「小町算と布ぬすっと算」山崎直美(さ・ら・え書房)

考えた答えが合っているかどうか知りたいあなた!
計算仮面に答案を出しましょう




1 兵糧ぜめ

 今から約2200年前の中国では、漢の国の劉邦(りゅうほう)と、楚の国

の項羽(こうう)という2人の武将が、はげしく戦っていました。

 ある日の朝、劉邦の漢軍は、楚軍を取り囲んで「兵糧ぜめ」を始めました。

 そのとき楚軍には米がまだ5000石(こく)ありました。
 ※1石は10斗(と)、1斗は10升(しょう)、1升は10合です。

 楚軍の兵士達はみんな1日に8合の米をお昼に食べます。

 兵糧ぜめの日から、毎夜、20人の決死隊が漢軍の囲いを破ろうと、突撃

を繰り返しましたが、結果はいつも全滅でした。

 さて、兵糧ぜめから25日目の昼、ちょうど楚軍のお米がなくなりました。

そしてその時、四方を囲む漢軍から、なつかしい楚の国の歌が聞こえてきま

した。これを聞いた楚軍の兵士たちは、もう楚の国の人々はすべて漢軍に捕

まえられてしまったと思い、戦う気力がなくなってしまい、とうとうあきら

めたそうです。

 さて、このときに残っていた楚軍の兵士は全部で何人だったでしょうか?



 この話から、まわりが全部敵であることを「四面楚歌」と言うようになり

ました。


2 飛脚の兄弟

 江戸時代のお話です。

 このころ、江戸から京都までの120里を旅するのに、ふつう14日ほど

かかりました。(1里は約4kmです。)

 しかし、速い飛脚(ひきゃく)なら6日ほどでかけぬけたと言われます。


 さて、このころ江戸と京都を往復する飛脚の兄弟がいました。

 兄は1日に14里、弟は1日に11里進みます。

 ある日、兄は京都を、弟は江戸をそれぞれ出発しました。

 兄弟が出会うのは何日目でしょうか?


 またある日、兄弟とも江戸を出て京都に向かいました。

 先に京都に着いた兄はそのまますぐに折り返して、また江戸へと

向かいました。

 さて、兄弟が出会うのは江戸を出発してから何日目でしょうか?


考えた答えが合っているかどうか知りたいあなた!
計算仮面に答案を出しましょう