1994年「竹鉄棒」
昔、おもちゃなどなかったから遊び道具は自分でつくった。
鉄棒も学校にはあったが、近所で遊ぶのには自分たちで竹を木に縛りつけ、竹鉄棒を作り遊んだ。
傾いたり、ずり落ちたりしない様、子供の力で縛るのには無理があり、近所の誰か大人が助けてくれた。
竹には節があり痛いし鉄棒より太いし、小さい手では握りきれなかったり、それでも喜んで遊んでいた。
天地がひっくり返った。
ぶら下がって見る世界が面白かった。
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