2001年「リヤカー」
農作業に使うリヤカーだが時には子供の遊び道具にもなった。
他の子供達に出来るだけリヤカーの後ろに乗るようしずをして、こぎ手は1人で走る。
スピードが付いてきたところで、地面を蹴る。
すると、こぎ手はフワァーッと空中に跳ね上がり、つかの間の滞空を味わうことができた。
ともすると、怪我の危険もあったが、あの浮遊感覚を味わいたくて、何度も走っては、跳ね上がった。
何度も何度も跳ね上がる。
そのたびに、後ろに乗っている子供らは、奇声を発して喜んだ。
ジェットコースターもディズニーランドもなかった昔の話・・・・・・・
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