2002年「雲」
おーい雲よ、と呼びかける詩があった気がするが、呼びかけたくなる形の雲がある。
まるで空に生きて存在している何かだ。
私は彫刻を学んできたせいか、ついつい、雲と人体が結びついてしまう。
あそこが頭でこんな顔で胴体がこうで、手足がああで、ほら あそこにも・・・・、
あそこにも・・・・・・と人体が見えてしまう。
空の雲は人体の宝庫だ。
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