夢から覚めた姉弟は、昨日のことを後悔した。 「ちょつと、いいすぎちゃったかな」 「お母さんを、悲しませちゃったかな」 そして、 お母さんに向かって、こういった。 「いつもそばにいてくれて、ありがとう」 「お母さん大好きだよ、ありがとう」 「お母さんが忙しくて遊んでくれなくても・・・・・・・ ありがとう」 すると、うれし言葉の精霊の アリガトウがやってきた。 周りが、パッと明るくなった。