GORO」(1980
JUNKO」像と同時期にやはり同じ様にして出来たものである。
日本人ばなれした体とその顔つきは制作意欲をそそるかたちだった。
もと「山海塾」のメンバーだった彼は今、宇都宮でダンスセミナーを開いているらしい。
偶然彼のセミナーの生徒が個展をみにきてこのブロンズ像に接し「わーっ・そっくり!」
と喜んでくれた。彼本人はこの出来上がったブロンズを数十年経った今も見たことはない。
いつか御対面してほしいものと思っている。
ちなみに「山海塾」の舞踊公演は日本よりフランスでの方が受け入れられ人気があった
リーダーの天児牛大(あまがつうしお)はフランス人の女性と結婚し今も仏在住らしい。

ポンピドー・センターの外庭でみた彼らの舞踏は妙にあのポンピドー・センターの幾何学的な建物と
マッチしてより一層不思議空間をつくりだしていた。
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