直線上に配置

   まるさんの 川柳ここに泉あり
            



 川柳 番傘 同人近詠  巻頭吟

                 選 田中新一


                   2月号

 
 一人とはこうも淋しい冬の夜
 
 お前にはもう届かないオレの愚痴

 降る雪のおぼろおぼろに妻の影


 雪しんしん妻の笑顔を思う夜

 

 情念の過ぎし無念の酒呻る

 

 あるがまま生きる男の裏表

 

            戸田 清孝 (坂井




  川柳 番傘 誌友近詠  巻頭吟

                  2月号


                  選 森中 恵美子


 節分の鬼と酒酌む寡婦の夜

 恋猫ほど一途ではないチョコレート

 オーロラの神秘を借りてプロポーズ

 哲学書積んで悟りに遠い父

 それぞれの打算が交差する宴

 肩書を背負ってからの冬の章

            さわだ まゆみ (宮崎




  川柳 番傘    誌友近詠   

 年相応ですと見向きもせぬお医者

 また訃報僕の予定が狂わされ

 日本の綱が国技の足を引く

 走っても走らなくても来る寿命

 上州の雷最近はお淑やか

 

              ふみお



 


  せんりゅう だ~いすき


        句集卑弥呼より

 一品を増やす昨日の詫び心     悦子(富岡)

        川柳番傘より

 手も足もきれいにたたみたいものだ  恵美子

        上手川柳より

 おいおいと言いたくなってくる政治  富夫(渋川)

          上毛川柳より

 散歩して背負う日差しに春を知る   やすこ(神流)

        豊橋番傘川柳より

 一病にのんびりしなと諭される    裕子

        番傘川柳より

 まだ生きる断捨離なんて先のこと   嘉代子

        川柳番傘より

 報告書いじめはありませんでした   哲男


        川柳番傘より

 聞き上手わたし裸にされました    きみ子

        上毛川柳より

 口元の通りに歪む麻生節      もとい(富岡)

        川柳番傘より

 軒下でドレミをうたう吊るし柿      久江

        中公川柳クラブより

 我慢しているがポケットには拳     偉夫(前橋)

        中公川柳クラブより

 職人の握る寿司なら生きるネタ   キートン(前橋)


         松江しんじ湖番傘川柳より

 ブルドーザー畑を同じ顔にする    久枝
  
        中公川柳クラブより

 議論尽きぼちぼち握る手を洗う    偉夫(前橋)

        入来わくわく番傘川柳より

 七十の手習いものにするスマホ    清典

        川番傘柳より

 逢えばすぐ解かれる帯を締め上げる  紅雀

        川柳番傘より

 人生百年家計が持ちません      民雄

        上毛川柳より
 

表には裏あり時に救われる      良江(渋川)

        中公川柳クラブより

 もみじの手触れた小指を握りしめ  キートン(前橋)

        会津番傘川柳より

 定年後外野の心地良さを知る    良一

        上毛川柳より

 部屋の隅固定電話が淋しそう    真知子(甘楽)

        太田市川柳協会より

 サスペンス真似て二人の渡月橋     らいら(太田)

        上毛川柳より

 軍備費をどっさり詰めた福袋    智義(太田)

        会津番傘より

 日だまりを猫に譲らぬ老い二人     美紀子


 

 

 

  番傘川柳本社創立110年記念句会より

 五線譜にすれば大阪弁はジャズ        久美子

 

おおきにに全て包めている浪花        繁一

 

大阪で食べるタコヤキ好きやねん       鈴花

 

大阪の朝は西成から明ける                典


安井道頓知るや知らずやダイビング           美和子

 

水かけふ動の苔にしたたる浪花節            幹和

 

傘かしげ法善寺にも江戸しぐさ              尚邦

 

浪速っ子毒を楽しむけったいさ              ひろせ

 

哀しみを笑いの種にする浪花               英子




     以下 50年前の川柳

    テレビ 昭和46年 3月本社句会


 
            選 岩井三窓

 好きなうちに別れましたとインタビュー
                   寿界
 ドラマにはならぬ別れを繰り返す   比古凡

 明日なら別れが言えるかも知れず   一高

 実像と虚像が別れ話する       雅巳

 爪染めてからの別れが嘘になる    作三郎

 別れてもいいわと女ガムを噛み    紅寿

 一言のなぞが解けないまま別れ    格堂

 

ふるさとを別れる化粧きつくして       飛鳥

 

 

 











 

 
トップページへもどる

直線上に配置