詳細部写真

 

 

車輪の小さいミニベロや小径ファニーを10スピート化するのに一番問題なのはFDの位置ではないでしょうか。
(普通のお店で売ってる自転車でも苦労してますよね。)
これは絶対溶接しなければならない個所で、
最初は直付けのFD台座を溶接しようかとも思ったのですが、運良くこんな形のパイプを見つけたので、短く切って溶接する事が出来ました。

なお、フロントチェーンリングのアダプター(らしきもの)は、
バイト先のNC工作機械で造ってもらいました。
当たり前ですがリアセンターが短いので、チェーンラインにはちょっと気を使いました。
全体の写真を良く見ると、アダプターは2枚重なって、
合計10個のピンで止まっているのがお分かりだと思います。

 

 

 

 

 

リアエンドも大変でした。
最初はBMXの正爪エンドが付いてたんです。
それをちぎり取って、ご覧になればお分かりでしょうが、
安物のプレスエンドを溶接しました。
一見綺麗に溶接してあるように見えますが、
実は「パテ」で仕上げてあったりする…おお怖い。
溶接そのものはシツコクやったつもりですが、
なんせ「錆び」が一番心配です。
ちなみにアウターワイヤーカップは全部で6個。
これもセコセコと穴をあけたり削ったりして作りました。
かえって丸いものを付けるより雰囲気が出たと思います。

   

 

 

 

 

 

この自転車の一番の特徴である「補強」の取り付け部。
「補強」そのものはやはりバイト先で適当なステンレスのパイプを加工して作りました。
シートピラーも同様です。(径はちょこっとだけ細いです)
どちらのパイプも自転車のパイプから比べると恐ろしく肉厚が厚いので、逆にシートピラーに直接タップを切ってボトルケージを直付け出来たのはラッキーでした。
「スコット」のステッカーは後述の某自転車屋さんさんで手に入れたものです。(誰も騙されないって…)

 

 

 

 

 

 

ミニベロでもうひとつ問題なのがシフトレバーのレイアウトです。
これは私がこの地に引っ越してきて以来の行きつけである
自転車屋さんの倉庫から引っ張り出してきて貰った、サンツアーサイクロンのバーコンです。(パワーレバー・当然インデックス無し)
取扱説明書の表紙にあったサンツアーの旧ロゴを見て、
懐かしくて思わず涙してしまった33才(当時)の私です(T_T)
パワーレバーとSTIワイヤーのおかげでシフトとブレーキワイヤーの引きは思ったよりスムーズです。
隠れてよく見えませんが、ハンドルステムも結構乱暴な取り付け方をしています。
BMXの規格ではフォークステムの内径が細いので、
ステムの下半分はあてずっぽうで細く削り、
ハンドルクランプ部は逆にチネリのバーを入れるために
やっぱりいいかげんに削りました…。
「心の支え」はハイコラムタイプのロックナットです。

 

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