先週、久しぶりにメガネを作ったという話を書いたが、10年前にコンタクトにした理由の一つは「安い」からだった。というのも、当時は近眼が絶賛進行中で免許の更新のたびにメガネを作っていたのだが、その都度5万円前後かかってしまっていた。だったら、とりあえず初期費用の安いコンタクトにすれば1万円前後で視力が出せるほうがいいだろうという訳だ。度が変わってもそれほどお金のかからないコンタクトの方が長期的にもいいと思ったのだ。それに、当時はメガネは今のような人気がなく、コンタクトにする事に興味があったので、いい機会だった。あれから10年。コンタクトレンズの値段はさほど安くならないが、メガネの値段は劇的に下がり、1年ほどのランニングコストだけで既にメガネの方が安くなってしまっている。だったら、またメガネに戻るかと言うとドクターストップが出るまではコンタクトで行きたいと思っている。
今となっては消毒液なども含めると年間4万円ほどかかるコンタクトレンズにコスト的メリットはない。しかし、自由にサングラスが選べたり伊達メガネをファッションとして楽しめたり、お風呂や熱いものを食べる時などに気にしなくていいし、鼻パットで痛くなる事もない。何と言っても動きが自由。毎日消毒する手間はあるが、慣れてしまえば大したことではない。一番の弱点は災害時だ。緊急時にコンタクトを入れたり消毒したりというのは現実的ではないが、別にコンタクトにしたからと言ってメガネを使っちゃいけないという訳ではないのだから、うまく使い分ければいいだけの話だ。ドクターストップが出たらまたメガネに戻ればいい。
不景気の世の中、とにかくお金のかからない事をという事で、お金のかからない事が特だ、と言う考え方が幅を利かせている。車を持つのと持たないのとどっちが得か、持ち家と賃貸はどちらが得か。全てはお金がかからない方が特だ、という考え方。コンタクトとメガネに当てはめればメガネの方が断然お得。しかし、この出費を惜しむ事でコンタクトによる自由は失う事になるし、知る事もない。損得をコストだけで判断する事はあまりに考え方が貧しい。もちろん、それだけのコストをかける余裕がないというのであれば選択肢はないが、そうでないのならコストと引き換えに受けられるメリットを損得に入れないと。それは人それぞれ評価は違うのだから、金銭に評価するのは難しい。ちょっと前に流行ったCMのフレーズ「プライスレス」そのものだ。僕だってコンタクトのコストがもっとかかれば止める事も考えるだろうけど、今の水準なら迷わずコンタクトだ。じゃあ、いくらで止めるかと言われると今はちょっと答えられないが。
先週のintermission〔メガネを作る〕
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