奮闘録


ここでは、知られざる奮闘秘話や裏話をどうぞ。


第一話 金沢にやって来た!
私が金沢にやって来たのは、2002年11月中頃・・・。その日は北風がすごく冷たい日と覚えています。
もう先月に前職を辞めてから来たので全く準備がないし、裸一貫でした。今と思えば、この日から
自分の奮闘記が始まったなぁ〜っと、まぁ勝手に思う訳なんですが、なんせこちらに来る前に実家の
両親との一悶着を収めないといけなかったので大変でした。本当は嫁さんがこちら(大阪)に来て
住んで欲しかったのですが、当時の家庭環境の為で金沢から出れない状況だったので、
私が逆に行く事に決意しました。

両親はとくに心配したのは、『違う土地で生活できるのか?』が焦点でした。私の両親、父も母も
それぞれ田舎の地方出身で若い時に大阪に来て、今はすっかり大阪に染まった『大阪人』に
なってます。誰も知らない土地で頑張ってきた両親でして、都会特有の『華やかさ』の裏には
『恐ろしさ』、『しがらみ』などを経験してきたので、逆に『金沢』に住む事により環境が変化し、
『金沢の文化』に適応できないといけない大変さを両親は、息子可愛さで経験させたくは
なかったのでしょう。それはもう猛反対をくらいましたね。

結局は『自分が決めた事に責任を持ちます』って事で、私の意志を尊重して約束してくれました。
その翌日、新大阪駅で見送ってくれた母が「頑張れよ!」と、寂しそうに涙ぐんでたのを今でも
覚えてます。今も辛い時があれば、その時を思いだしては頑張ろうと留まってます。
両親とのあの時の約束を果たす為に・・・。