このページを読んでいる人で現役選手は少ないと思うが、今もしくは現役時代にスパイクやユニフォームをどんなふうに扱っていましたか?

僕は「できれば神棚に置かせてもらいたい」と思うくらいに大事にしていた。何故かといえば、試合の時に唯一が身に付けるものであり、自分を手助けしてくれる大切なモノだと思っていたからだ。だから、自分のスパイクを人に履かれるのも嫌だったし、ましてや「チョット見せて」などと言われた後に無造作に投げて返されるなんてことは許されざる行為であると思っていた。また、試合前にスパイクを「付き人」に預けるとか、例え練習用のスパイクでも部室などに置きっぱなしにするような事をする奴は真の競技者では無いと思っていた・・いや、今でも思っている。非現実的かもしれないが、モノには魂が宿るような気がしている。

練習用のスパイクも、試合用のスパイクも、ハードルもスタブロも競技場も、みんな自分が目標を達成するために力を貸してくれるパートナーなのだと思っている。