それがいつなのか・・

これ以上ない終わり方だと思う。

荒川選手のアマチュア引退発表だ。
テレビでの会見の様子は見ていないのだが新聞を読んで思った。いつやめるか・・の判断
は非常に難しいと思う。自分の望んでいる競技成績(勝敗・記録)の達成度合いと、その時
の年齢など。いろんなことが頭を駆けめぐり決断が難しい・・。

「難しい」と思う理由は「もっと上」を目指したけれど叶わずに終わってしまう例の方が多い
ように感じるからだ。

もしかしたら「引退」を感じはじめた時には、もう既に上に行く可能性はかなり低くなっている
のかもしれない。イケイケモードの時に引退なんて考える選手はいないはずで、肉体的・精
神的に何かを感じているから「引退」をボンヤリ感じるのだと思う・・。

そんな中で荒川選手は世界最高の結果をやり遂げてしまった。新聞を読んで印象に残った
のは世界選手権後に「オリンピックに向け気持ちを固めるまでに1年を要した」という文だ。
それだけ、トップのトップは肉体的にも精神的に削られるのだ。だから彼女は大好きなスケ
ートの業と美を採点されるのではなく、存分に表現したい環境を迷わず選んだのだと思う。

ところで、スケートに限らず陸上でも何でもそうなんですが、プロとアマチュアの違いって何
なんでしょうね。ほとんど仕事はせずに会社の看板を背負って試合に出て、海外で練習を
してる選手を果たしてアマチュアと呼べるのでしょうか・・。

僕の中ではアマチュアって言葉は、
市民ランナーに代表されるような人にしか当てはまらないような気もしないでもないような気が
しないこともないかもしれないのですが・・(つまり分からない・・ということです)。
2006年5月9日の日記から・・