白蓮坊 (びゃくれんぼう) は、仁王門に程近い表参道沿い、大本願正面にある善光寺永代宿坊です。 善光寺には三十九の永代宿坊があり、協力して善光寺の護持にあたるほか、善光寺本堂でのご回向の取り次ぎやご宿泊のお世話などをいたしております。

白蓮坊の御本尊は、印度・中国・日本で浄土の教えを奉じられた八人の高僧「浄土八祖 (じょうどはっそ)」 （馬鳴 (めみょう)、龍樹 (りゅうじゅ)、天親 (てんじん)、菩提流支 (ぼだいるし) 、曇鸞 (どんらん)、道綽 (どうしゃく)、善導 (ぜんどう)、法然 (ほうねん)）の座像で、参道に面した八祖殿上層に安置されています。

平成十八年六月には、新たに八祖殿下層と参道脇に籔内佐斗司 (やぶうちさとし)先生作の「むじな地蔵」が安置されて、かわいらしい姿がご参詣の皆様に愛されています。