施餓鬼について・・・
  お釈迦様の弟子、阿難尊者が、おそろしい姿をした、餓鬼に「お前は、3日後に命終わり、餓鬼道におちる」と、告げられます。「命が助かりたいのなら、無数の餓鬼に施しと供養をすれば、命を助けてやろう」と言うのです。
 阿難は驚いて、お釈迦様のもとに救いをもとめ、陀羅尼(仏の教えが集約された神秘的な力を持つと信じられる呪文)と、施食の法を授かります。
阿難は、さっそく言われたとおり、施餓鬼を行います。その功徳によって、餓鬼は天に生じ、阿難は、福徳と天寿とを増長したということです。

施餓鬼会は誰からも供養をしてもらうことのできない餓鬼や無縁仏に供養をするということです。すべての人々を救わずにはおかれないという、阿弥陀さまの大慈悲です。
是非、この行事を通じて、目に見えない世界を思いやる、施しの心を育て、供養の功徳を積んでいただきたいと思います。  合掌

極楽寺は、8月16日、早朝6時より、施餓鬼会を行いました。
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