源氏物語W 宇治十帖 平成20年3月16日(日)
源氏物語千年紀ウオークの第2回目です、京都府ウオーキング協会主催です。
今回の参加者も多いです、第1回は1232名だったとのことです。通常ウオーキングの3倍です。
今日は宇治十帖の巻です、源氏物語最後の十帖で、光源氏亡き後の子、薫宮、孫の匂宮の
物語で、浮船の悲しい話です。人は何故にこの十帖に惹かれるのでしょうか。
ずっと昔から、さも歴史上の事実の如くされ古跡が残されているのも、源氏物語が愛されてきた
証拠でしょう。
少しその物語を記します(引用 歴史街道 宇治旅物語)。
第45帖 橋姫(はしひめ)
光源氏の子薫君(かおるのきみ)は異母弟八宮の宇治の山荘で大君(おおいきみ)に惹かれます。
第46帖 椎本(しいがもと)
八宮が亡くなり、薫君の子匂宮は大君の妹中君(なかのきみ)に惹かれます。
第47帖 総角(あげまき)
八宮の一周忌、薫君は中君と匂宮の中を取り持ち大君に接近します、
大君は薫君にやっと心を開きますが、薫君に抱かれて死んでしまいます。
第48帖 早蕨(さわらび)
匂宮の館に入った中君に薫君は大君の面影を見て惹かれます。
薫君は夕霧左大臣の娘六君との縁談を断ります。
第49帖 宿木(やどりぎ)
薫君は、帝の娘二宮との結婚を承諾します。
匂宮は六君と結婚します、薫君は中君に情を示しますが、中君は大君に似ている異母妹の浮船を教えられ、
浮船に惹かれてしまいます。
第50帖 東屋(あづまや)
浮船に偶然遇った匂宮に言い寄られて、浮船の母は東屋に浮船を隠します、薫君は浮船を引き取る決心をします。
第51帖 浮船(うきふね)
匂宮は浮船のことが忘れられず、隠れ家を突き止め、薫君と偽り強引に関係を結びます。
浮船は薫君と匂宮との間で悩み死を決心します。
第52帖 蜻蛉(かげろう)
浮船の失踪に伴いその葬儀を行います、匂宮は病に、薫君は悲しみに沈みます。
第53帖 手習(てならい)
浮船は横川の僧に助けられますが、剃髪して尼になります。
第54帖 夢浮橋(ゆめのうきはし)
薫君は横川の僧から浮船が生きていることを知り、浮船の弟に文を持たせて送りますが、浮船は人違いだと言って
弟にも会おうとしません、薫君は文を出さねばよかったと気落ちし、自分がかってしたように誰かが浮船を匿って
いるのではないかと思い悩みます。
コース 時間
宇治公園(宇治川の中島・スタート) − 第45帖(橋姫) − 第54帖(夢浮橋) − 太閤堤 ー
10:40 10:55 10:57 11:05
第46帖(椎本)第50帖(東屋) − 第53帖(手習) ー 第52帖(蜻蛉) − 第48帖(早蕨) −
11:15 11:25 11:35 11:50
宇治上神社 − 第47帖(総角) − 展望台(昼食) − 吊橋 − 第49帖(宿木) − 宇治公園(ゴール)
11:55 12:10-25 12:50 13:05 13:15