大普賢・行者還岳      平成20年7月12日(土)・13日(日) 
(大峰奥駆道C)     






どちらも、既に登った山です、関西百名山としての私のカウントは増えませんが、この度の奥駈道の一通としては、

外せません。意地でも熊野まで一通させて頑張ります。

ところで先日、「行列の出来る法律相談」の住田先生のお話を聞く機会に恵まれました。

テーマは「犯罪の裏の心理学」、最近の若者の引き起こす、従来に無かった凶悪事件について、

その裏にある家庭の状況、親の状況、社会の状況についてのお話でした。

それによると、今若者には他の人との共感性がなくなっていて、コミュニケーション能力が欠落している、

携帯でよく会話をしているようだが、相手の言い分を聞かず、自分のことをただ言うだけの云いっ放しが多くて、

ほとんど会話になっていない。やる気がなく、ストレスに弱く、謙虚さがない若者が多いとのこと。

親が子供が小さいときに徹底的に「うそつき」は悪いことだと教えていない家庭が多いとのこと、

また、モンスターペアレンツであったり、親が「自己中」の子供が、加害者になっていることが多く、

その子供の成績とは関係は無いとのことでした。

外見にこだわって、中味を見ようともしない現在社会のせいでしょうか。

その社会が個人を、家庭を、追い詰めているのでしょうか。

「弱い犬程よく吼える」と云います。モンスターペアレンツも自己中も個が弱すぎるせいではないのでしょうか。

皆さん自信を持って下さい。


昔一休禅師の話を聞いたことがあります。

一休禅師がある日、普段の衣で町屋の前を通ると、水をかけられ追われます、後でその町屋での供養に赴くと

結構なもてなしを受けます、そこで一休禅師はおもむろに紫の衣を脱いで恭しく捧げて置きます、ここでのこのご接待は

私にではなく、この紫の衣にでしょう、と言って帰ります。外見だけで人を判断してはいけませんですね。

この話、以前堺のある寺院を参拝したとき、住職に教えられた話です。


今回は午後出発して、1日目は観光、2日目は朝から歩きます。12時間はこたえました。


コース  時間 

7月12日(土)

大阪梅田 = 天王寺 = 道の駅「大淀」 = 蜻蛉の滝 = 不動くつ(鍾乳洞) = 柏木:朝日館(泊)
12:50-13:00   13:10     14:35-50     15:20-16:00     16:25-17:05         17:35


7月13日(日)

柏木:朝日館 = 上谷登山口 − 上谷分岐 − 伯母谷覗 − あみだが森 − 大普賢岳(昼食) −
   5:05        5:15-20      6:00      9:10-20     9:40-50      10:55-11:20     


七曜岳 − 行者還岳 − 行者還岳小屋 − 行者還岳トンネル西口(バス) = 北上村温泉 = 
 13:40    15:00-10     15:40-50        17:40-50            18:35-19:10     


道の駅「大淀」 = 大阪梅田
 8:25-35        21:40


蜻蛉(せいれい)の滝
ほろほろと山吹ちるか滝の音(芭蕉)
鍾乳洞「不動くつ」の不動明王
鍾乳洞の石筍の薬師如来
柏木から大普賢への道です
バイケイソウ
伯母谷覗、結構ハシャイでいます
サワフタギ
あみだが森、ここから山上ヶ岳方向へは女人結界
私たちは逆方向へ
快適な道です
大普賢山頂、前回来たときは霧で何も見えませんでした
大普賢山頂にて
ちっちゃな点はトンボです、やたら多かったです
良いところでしょ
登ってきた大普賢方向
ここは下りのハシゴですが、上りにも沢山のハシゴがありました
行者還岳山頂
行者還岳山頂を小屋から見上げる。