山上ヶ岳(大峰奥駈道B) 1719.2m 平成20年6月1日(日)
3回目でやっと山上ヶ岳です、奥駆道の先は長いです。ゆっくり12月まであります、頑張りましょう。
つい先日仏教学者の梅原猛さんの講演をテープで聞きました、今図書館には一杯カセットテープがあります。
借りる人は殆どいません、家にあったウオークマンで、通勤電車の時間を利用しています。
最新ICチップの音楽を聞いているような格好をしておとなしく聞いています。
その話ですが、「大峰奥駈道はいいですよ」と盛んに薦めます、「とにかく行って見なさい」の言葉に続いて「あすこ
に行けば亡くなった人、会いたい人に必ず会えますよ」といいます、最近身近な者を相次いで亡くした私としては、
ひょっとして会えるのではないかと、少しは期待しています。
その山上ヶ岳は今も女人禁制です。女性陣は稲村ヶ岳に登るため途中で別れます。
前回下りて来た五番関トンネルの傍から登山をスタートします。最初の急な登りの後は、快適な山歩きです、
少し暑いですが、小鳥の声を聞きながら歩く至福のひととき、よく晴れた展望のよい道です。
西の覗きは近くに行って見ても体験しない限り、怖さはありません。
とにかく山頂まであと295mの宿坊で昼食を取ったとこまでは、いつものように若干鎖場などありますが、
快適な山行きでした。
あと少しで山頂までのところで、こんなコースが予定されているとは知りませんでした。
とにかく大変です。荷物は宿坊に置き、空身で修験道の先達を先頭に表修験場、裏修験場を歩きます。
単なる修験場紹介とぼうーと見ていた私たちに、先達は見ていて下さいとスルスル岩を登って、はい私の歩いたように
順に登って下さいとのこと、びっくりしました、ともかく上の先達が右足、左足の位置、両手の位置を都度指示して
くれるのをたよりになんとか登ります。次々といろんな岩登りをさせてくれます。 小矩の私にはことさら大変な行場
の連続で、先達の右足ここ左足ここ、手はこことの指示が無ければ動けません。
これもいい経験です、貴重な体験をしました。ありがとうございます。もう一度行きますかと云われれば、
次は遠慮します。岩壁の上の岩に掴まりながらの横ばいは最高でしたね。
写真は大分離れてから撮りましたので、うまくは撮れません。
山頂から宿坊までの戻りは15分程の下りですが、皆子供のように一挙に饒舌になってしまいました。
宿坊で先達に別れて長い下山道に入ります。
清浄大橋でバスを待つ間に、登山靴を洗います。バスは途中稲村ヶ岳の女性陣を拾って、「天の川温泉」へ。
帰着は予定通りの時間でした。
コース 時間
梅田 = 天王寺 = 黒滝茶屋 = 役行者母公堂(女性下車) = 五番関トンネル(スタート) −
7:20 7:40-45 9:15-40 10:10 10:20-30
五番関(女人結界) − 洞辻茶屋 − 山上宿坊(昼食) − (各修験場) − 山上ヶ岳山頂 −
10:40-45 12:10-20 13:10-50 14:50-15:00
山上宿坊 − お助け水場 − 清浄大橋(女人結界)(ゴール) = 「天の川温泉」 = 黒滝茶屋 = 天王寺駅
15:15-20 16:05-10 16:55-17:15 17:45-18:45
19:00-10 20:40