伊勢迄歩講     平成19年12月28日(金)〜31日(月)







このことを聞いたのはこの4月淀川50kmウオークの時でした。

大阪から伊勢まで、江戸時代の伊勢詣を再現したウオーキング行事です。

170kmは長いですが、穏やかな小春日和の中ならば何とかなるのではと思い参加することとしました。

ところが突然数日前の天気予報から雨の予報となり、がっかりです。でも四日の内の一日位は雨でも

仕方が無いと思い直してやっぱり参加することにしました。


当日朝は予想通り雨、会場に着く前に雨具の上下を着けます。新聞社やテレビ局の取材もあり大変です。

6〜7人ずつ「講」という班に別れて、各「講」に先達と呼ばれるリーダーと世話役と呼ばれる人が経験

回数等により指名されています、また外に大阪ユースホステル協会の学生スタッフが2名付きます。

今回の大阪から伊勢まで170kmコース参加者は6つの「講」の38名、内初参加は私を含め10名、

京都からの170kmコースは5名、途中から参加の100kmコースは10名、学生スタッフ21名、

総参加者は53名と学生スタッフ21名、総員74名最高年齢81歳一番若い人31歳が伊勢神宮を

目指して歩きます。

私は「2講」所属で2講は6名プラス学生スタッフ2名の合計8名です。

先ず、玉造稲荷神社で旅の安全の御祓いを受けます。

皆やる気一杯です、当方は言われるままに法被に菅笠姿で、集合写真に納まりスタートします。

ルールが少しあります、講毎にスタートしますが、間隔を数分あけます、前の講は追い抜かないこと。

従がって休憩場所では、先の講が出発してから一定時間後に出発することとなります。

スタートは講の順です、暫らくは法被菅笠で歩きますが、菅笠が頭の上で固定できず往生します。

とにかく第一日目は雨の中で始まりました。





第一日目  12月28日 雨  33km

熊野大神宮で法被と菅笠に解放されましたが、小雨は本格的な雨に変わりました。

途中少し雨が上がりそうになったり、また雨になったりを繰り返します、奈良駅近くではまた風を

伴った激しい雨となりました。


コース    時間

玉造稲荷神社 ー 熊野大神宮 − イトーヨーカドー − 牧岡公園(昼食) −   暗峠  − 
 7:15-8:20       8:55-9:05      10:42-11:02      11:53-12:23     13:01-13:11 

公民館 − 室の木峠 − プチマルシェ − 尼ヶ辻 − JR奈良駅 − 奈良YH
13:38-43   14:43-53    15:58-16:10   16:31-41    17:10-30     17:56

神妙に御祓いを受けます
代表は上段に
出発します
まだ雨は小降りでした 本格的な雨の中
枚岡公園で昼食です
和食、洋食、寿司から選びます
暗峠への登りは急です
後ろ姿のしぐれてゆくか
 山頭火
旅人とわが名よばれん初しぐれ 
                  芭蕉
暗(くらがり)峠
奈良から見た暗峠方向 ここは大丈夫でしたが、この後
奈良駅に近づくに従がって風雨激しさ
を増します。




第二日目  12月29日 雨  36km

また雨です、あきらめてはいましたが残念です。昨日1講から順でしたが、今日は6講から逆順です。

今日は奈良街道を南へ、三輪駅から長谷街道・伊勢街道を東へ長谷寺を経て 榛原駅まで歩き

電車で長谷寺まで引き返します。天理のお接待のお餅は美味しかったですね。

雨は降ったり止んだりでした。明日は電車で榛原駅へ行きそこからスタートします。


コース    時間

奈良YH  −  興福寺  −  帯解寺 − 楢神社 − 在原神社 − 天理河原城(昼食) −
 7:30       8:08-19      9:20-41  10:13-18   10:24-40     11:10-12:00

大和神社 − 三輪駅 − 十二柱神社 − 井谷屋 − 初瀬坂 − 榛原駅 = 長谷寺駅 − 井谷屋
12:45-12:50  14:10-25   15:25-35    16:00-10   16:26-32   17:26      17:31      17:50

雨の中スタート 興福寺からは講順に
スタート
皆元気です 長谷寺参道に到着
今日はここからさらに榛原駅まで行きます





第三日目  12月30日 雪  32km

連日の雨のため足のマメに苦労している人が多いです、当方は今のところ大丈夫です。

今日は昨日歩いた榛原駅まで電車で移動します、こんなことをしていると知らない人には、電車に

乗っていたと誤解されるでしょうね。多分宿の都合で仕方が無いのでしょうけど。

今日は2講は後ろから3番目のスタートです。

一日目と二日目が雨、今日はとうとう雪です、オマケに今日は峠越えの一番多い日です。

神様は色々やってくれます、今朝は雷も鳴っていました。多分日頃の行いが良くなかったのでしょう。

あきらめてゆっくり雪を楽しみます。

マメの出来た人にはさぞツライ一日だったことでしょう。


コース    時間

井谷屋 − 長谷寺駅 = 榛原駅 ー 墨坂神社 − 高井(松本) − 諸木野の碑 − 石割峠 −
 7:10      7:22-33     7:38    7:53-8:19     9:13-28      9:59-10:04    10:50  

専明寺(昼食) − 黒岩分岐 − 山粕峠 − 細田神社 − 鞍取峠入口 − 鞍取峠 − 春日神社 −
 11:18-53      12:31-36    12:54      13:05     13:27-37     13:50-55    14:41   

文化交流センター − 牛峠 − 姫石の湯(入浴・夕食) =(バス)= 三季館
 15:32-16:00      16:32     17:15-19:00               19:20 

榛原駅から一緒に
墨坂神社まで移動
墨坂神社前から
講毎にスタート
寒かったです
左は高井の松本様宅
ここでお接待を受けま
した、ありがたいことです
諸木野関跡の碑
この後、石割峠は
雪の中でした
また雪が激しくなって
来ました
雪雪雪です
専明寺で昼食、寒い寒い、一旦脱いだ靴に新聞紙を入れてくれた
のですが、冷たい冷たい靴です
雪雪雪の一日
姫石の湯で入浴・夕
食の後、宿の三季館
へバスで移動



第四日目  12月31日 雪のち晴 朝は風強し  66km

とうとう最終日です、昨夜の三季館は旧小学校らしいです、隙間風がピュウピュウ吹き込んで寒かったです。

皆もあまり眠れなかったのか、いびきが少なかったですね。

朝は雪しぶきの中スタートです、でも峠を越えて午後には 待ちに待った快晴の空となりました。

疲れさえなければ快適なウオーキングです。夕食後はライトを準備しての夜間歩行です。

星空が綺麗でした。ゴールも間近なせいでハイピッチでしたが、快適なウオークです。

猿田彦神社からはおかげ横丁を「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともに12時前に内宮前へ到着

お正月の歌を歌って記念写真を撮ります、感動のひとときです。

後近くの「岩戸屋」で打ち上げして長いウオーキングが終わりました。

過去にあまり無かった雨雨雪と一度の参加で何倍も楽しい思い出深い体験になりました。

途中お接待をして頂きました沿道の方々を始め、大阪ユースの学生さん、先達それに同じ講の皆さん

感謝感謝です。まことにありがとうございました。




コース    時間

三季館 =(バス)= 姫石の湯 − 敷津 − 伊勢奥津 − 飼坂峠 − ゆきひめ亭(昼食) −
 6:40           6:55-7:10  7:29-34   8:38-43     9:36-41     10:17-47      

ー   峠   − 柿野神社 − 大石バス停 − 津留 − 津田公民館(夕食) − 変電所 − 田丸神社 −
 11:55-12:05   13:31-41    14:32-42    15:35-40   16:28-17:27      18:57-19:07  20:13-30  

渡会橋終り − 外宮入口 − 猿田彦神社 − 内宮前 − 岩戸屋(表彰・解散)
  21:50     22:03-22:25   23:13-23:35   23:50-0:10  0:15-2:20  

朝はまだ雪道です 峠を越えるまで雪道
皆慎重に下ります 峠を越えて伊勢に近づけば晴天
最初からこんなウオーキング
だとよかったでしょうね
2講の皆さんとゴール
12時過ぎれば元日
こんな状態です