飛鳥散策コース          平成20年11月29日(土)







古代ロマン 大和国原の秋です。

毎日ウオークはどうしてこうも晴天なのですかね、昨日は雨でしたのに。

電車の窓からの晩秋の二上山は朝日を受けて黄金色に輝いていました。

このコース昨年の秋に「大阪府歩け歩け協会」の主催で逆のコースで歩きました。

今日は飛鳥駅からスタートです、時間に遅れまいと500円の特急料金を払って飛鳥駅へ。

駅には縦書きで「飛鳥駅」とあります、もう皆揃っています、滑り込みセーフです。

コースは壁画で話題の「高松塚古墳」、ある大先生は「文化庁の非文化人が背広で石室に入りカビを発生させた」

と憤っていましたが、今全体が青いテントに覆われています。次は「鬼の雪隠」多分地震とかで石棺の転げ落ちた

と思われる巨石とそのフタの「鬼の俎板」。あと壬申の乱で勝利した大海人皇子の「天武天皇陵」。大和三山(畝

傍山・天の香具山・耳成山)を見下ろせる、大化の改新前に蘇我蝦夷と入鹿が麓に住んでいたと云われる「甘樫

の丘」。天智天皇が時を計った「水落遺跡」、謎の多い「酒船石遺跡」を見学、下の「亀形石造物・小判型石造物」

は有料ですのでパスします。昼食は蘇我馬子の墓と云われる「石舞台」です、ここは有料となっていますが、

奥の畑の上からならよく見えます。次の日本の棚田100選に選ばれている「稲渕・棚田」は、稲も彼岸花もなく

ただ疲れたカガシだけの道でしたが、これも晩秋の景です、ここ稲淵は、日本書紀によると皇極天皇が皇極元年

(650年)南淵の川上で道教による四方拝をしたところとのことです。朝風峠を過ぎて小休止の後「文武天皇陵」、

あと名前せいか参加者皆が参拝した御美阿志(おみあし)神社の「檜隈寺跡」、ここは最近仏像の一部が見つかった

とかで遺跡発掘作業中のテントが張られています。

つぎの「キトラ古墳」は保全のための建物がすっぽり覆っていて何も見えません、大分以前に発掘前ここへ来たとき

は崖の下の道からこの上の竹やぶにキトラ古墳があります、とだけの説明で、案内も板に手書きで「キトラ古墳」と


されているだけでしたのに。

壺坂山駅近くの「子嶋寺」は大きなお寺だったらしく門は高取城の二の門を移築したものとのことでした、続く「土佐

街道」名前にびっくりしますが、なにでも奈良の都造営に来た土佐の人達住んでいたからとか。子供のころよく浪花

節で聞きました「ころは6月中のころ〜」の「おさと澤市」の壺坂寺はこの近くです。ゴールは壺坂山駅です。

これは一般的な標準飛鳥散策コースなのでしょうね。よく歩く道です。

今日の飛鳥路は晩秋の陽光に輝いていました、これなら何度でも来たいです。

ところで先日ラジオの馬場章夫さんから零下71度のシベリアの田舎の話を聞きました、面白かったですよ。

マイナス60度でオシッコはどうなるかとか、愉快な話でした。晩秋の飛鳥には全く関係ないことでしたね。


コース   時間


飛鳥駅(スタート) − 高松塚古墳 − 鬼の雪隠 − 天武天皇陵 − 甘樫の丘 − 水落遺跡・飛鳥寺跡 −
9:50-10:10          10:30       10:45                11:15-25       11:45       

酒船石遺跡 − 石舞台遺跡(昼食) − 朝風峠 − 文武天皇陵 − 檜隈寺遺跡 − キトラ古墳 − 
  12:00      12:20-13:00        13:45     14:10        14:25       14:35       

子嶋寺 − 土佐街道 − 壺坂山駅(ゴール)
 14:50     14:55      15:00        


皆歩き去った飛鳥駅
鬼の雪隠
甘樫の丘から見た畝傍山、奥は二上山
耳成
香具山
飛鳥寺
酒船石
石舞台
稲淵散策と疲れたカガシたちと元気なウオーカー
檜隈神社跡
キトラ古墳、建物の裏奥シートの下が古墳らしい
子嶋寺
土佐街道