下総・江戸川ツーデーマーチ 平成30年4月14日(土)・15日(日)
東京のすぐ近くです、交通の便はいいです。東京駅から市川駅まで電車で20分位です。
葛飾柴又から矢切の渡しの先ですから、住宅地としてもいいところです。
その割には参加者は初日2000人くらいと意外と少なかったです。天気予報のせいでしょうか。
通常、長い距離には遠い他府県からの参加もそれなりに多いのですが、あまりいませんでした。
桜のシーズンも終わり、次の五月のゴールデンウイークとの狭間で、皆さんゆっくりしているのでしょう。
小生は今年、ここと岩手と長崎に参加の予定です。
今回は天気予報がよくないです、特に二日目は大荒れの雨になるとか、最近雨に好かれてしまったようです。
と云うことで、天気の良い初日は、頑張って大町自然観察園コースの33kmとしました。
JR市川駅近くの宿から、大門通りを弘法寺へ、その隣の陸上競技場が会場です。
江戸川の傍ですが、ちょっと高台になっている地域で、国府台(こうのだい)と呼ばれているようです。
定刻、挨拶ならびに体操があってスタートです。
じゅんさい池公園、堀之内貝塚公園から東方向へ、大町自然観察園は今の時期とくにこれというものはないようでした。
串崎新田から西方向へ、二十世紀が丘交差点付近からが大失敗です、道を間違えてしまいました。
悪いことに後続の人も巻き込んでしまいました。最近認知症の恐れ大です。
原因は前方の人を良く見ていなかったこと、矢印→表示を見落としたことに尽きます。
1km近くロスをして元の道へ、埼玉の女性の’K’さんには申し訳ないことをしました。
千葉大学園芸学部で、スタッフの顔を見てやっと彼女も安心したようでした。
戸定ヶ丘歴史公園、戸定はここの地名だそうです、徳川家の別邸跡を公園にしたものだそうです。
時間があれば見たかったのですが、有料ですし、遅れていますので諦めました。
次の葛飾大橋を渡ってから江戸川の東京都側の河川敷を南へ歩きます。
向かい風が強かったです、足を踏ん張らないと前へ進めません。
今日の昼食は江戸川の土手で、なんて考えていましたが、この風の中食事の出来そうな場所が見つかりません。
それにしても埼玉の’K’さんのしっかりしていること、立派ですね。全く休みません。
残り10kmは長かったですね。ゴールしてやっとビールと弁当です。
第一日目
コース 33km 時間
会場(スタート) - じゅんさい公園 - 堀之内貝塚公園 - 大町自然観察園 - 高坏橋 -
8:20 8:30-35 8:45-50 10:40-11:00 11:50
戸定ヶ丘歴史公園 - 葛飾大橋 - 市川橋 - 弘法寺 - 会場(ゴール)
13:15 13:35 14:50 15:10 15:20
じゅんさい公園 | 堀之内貝塚公園 | 大町自然観察園 | 葛飾大橋から江戸川を | 市川橋 |
二日目は雨で大荒れの天気予報です、昨夜の予報では午前中一杯は続くようです。
距離も短く10kmにして、雨の中をカッパを着て、リュックにカバーをして、9時30分から12時まで、
覚悟を決めて雨の中を歩くこととして、宿を出ました。
会場に着くと、雨が激しくなりそうとのことで、出発時間はフリーにして順次スタートしています。
でも雨も少し弱くなってきたようです、天気予報は予報として、時間も20kmコースのスタート時間9時です。
10kmを雨の中で歩くのと、20kmの内雨の中10km歩いて、さらに雨の上がった午後10kmを歩くのと、
どちらにするかです。いずれとも午前中は雨の中の10kmです。意を決して、20km歩くことにします。
会場から江戸川へ出て、堰堤を歩きます、今日はこちらの市川側の堰堤を南へ、
昨日より風が弱いのか、と思ったらすぐに強い向かい風です。昨日と全く同じです。
小生どうも昨日のウオーキングで足にマメが出来たようで、歩きづらいです。
ゆっくり歩きます、痛めていた膝まで悪くなりそうで怖いです。
黙々と歩きます。道路や鉄道の橋になると川側へ一旦下りて、また堰堤に戻ります。
この江戸川、東京と千葉の境を流れています、橋も多くて当然です。
今度は眼鏡がトラブルです、眼鏡のつるの留め金が外れてしまいました。
眼鏡がかけられません、手元用の眼鏡をかけて歩きます。遠くが良く見えません。
オマケにポケットに入れていたコース地図を落としたようです。(地図はありましたと送付され今日受け取りました)
丁度いい具合に信篤公民館です、館の人に針金を工面して頂き、取り敢えず眼鏡を補修。
地図も丁度トイレ休憩に来ていた他の参加者のものを館の方がコピーしてくれました。
まことにありがたいことです、千葉の人にも良い人が多いですね。東京の隣とは思えませんね。
法華経寺は正中山法華経寺と呼ばれ、日蓮宗の荒行で有名、桜もきれいと聞いています。
その法華経寺からは真間川沿いの道を歩きます、両側に桜を植えて小さな川ですがきれいにしています。
真間川の水は堤の下を低く流れて、弘法寺の岡の麓、手児奈の宮の在るあたりに至ると、
数町にわたって其堤の上に桜の樹が列植されている。
永井荷風の「葛飾土産」より
との掲示がありました。
花のシーズンなら歩きたい道ですね。今は人も少なく散歩、気分で歩きます。風もありません。
途中にベンチがあります、腰を下ろして今日はゆっくり弁当です。
真間川沿いの入江橋から大門通りを弘法寺へ、そしてゴールです。
長かった二日間が終わりました。
日頃からもう少し長い距離に足を慣らしておかないと駄目ですね。反省、反省。
第二日目
コース 20km 時間
会場(スタート) - 江戸川堰堤へ - 市川橋 - 都営地下鉄鉄橋 - 東京メトロ線鉄橋 -
9:05 9:20 9:30 10:10 10:40
法華経寺 - 真間川沿い道へ - 会場(ゴール)
11:40-50 12:10 13:20
江戸川の堰堤 | 法華経寺 | 真間川沿い桜並木 |
追加情報を書きます。
弘法寺 ーーーー 奈良時代 手児奈の霊を供養するために建立した求法寺が始まり、
平安時代空海が伽藍を構えて弘法寺と改称した。紅葉の名所、枝垂れ桜がある。
手児奈霊堂 - 手児奈の物語、 いくつもあります。
〇 美人ゆえ多くの男性に求婚され、自分のため人々が争うのを見て
人の心を騒がせてはならぬと真間の入江に身を沈めた。
〇 継母に仕え真間の井の水を汲んでは孝養を尽くした
〇 手児奈の国造の娘で美貌を請われ、ある国の国造の息子に嫁したが、
親同士の不和から海に流され、漂着したところが生まれ故郷の真間の浦辺であった。
〇 神に仕える巫女であった。
万葉集 山部赤人
「われも見つ人にも告げむ葛飾の 真間の手児奈が奥津城処」
真間の継橋 -ー この辺り 砂州が多く、砂州から砂州に橋が架けられていたのを継橋(つぎはし)と呼んで
いたようです。
万葉集 「足の音せず行かむ駒もが葛飾の 真間の継橋やまず通わむ」 (読み人しらず)
(足音せずに行く駒がほしい 葛飾の真間の継橋をいつも手児奈のもとに通いたいものだ)
弘法寺 | 手児奈霊堂 | 継橋 |