代々とつながる高取町”雛まつり” 平成30年3月7日(水)
高取町の雛祭がタイトルに掲げられていますが、コースを見ると
これは古墳巡りだと思い、参加しました。
ただちょっと遠いです、近鉄の橿原神宮前駅集合です。
わがままは言えません、京都から参加の方もいます。
橿原神宮前駅の前で体操をしてスタートです。
先ずは南の岡寺駅を目指して、白橿近隣公園で小休憩、ここは沼山古墳の横です。
ここからはハイキングコースです、やっと竹林の中に益田の岩船です。
見てびっくり以前に別ルートで、ここへ来て上から見下ろしていましたが、
今日は下から見上げます。全く別のものかと思いました。
何事も見る角度でこんなに違ったものに見えるんです。
さらに竹林の中のハイキングが続いた後、牽牛子塚古墳です。
昨年3月に一度きたのですが、今も相変わらずシートの覆われています。
今日は誰も石室を覗きに行きません。立派な石室があるのに、です。
ウオーキングの方々です、興味が無ければしかたありません。
この古墳は斉明天皇陵ではないかと云われています。
”斉明天皇は661年に死去、667年に間人皇女と合葬され、墓の前に孫の
大田皇女が葬られた”、と云われていて、宮内庁は別の古墳を比定しています。
ここは八角形の古墳で、石室も二つに別れています。
八角形の古墳は高貴な方以外には想定されません。
すぐ横の越塚御門古墳が大田皇女陵と想定されますから、
斉明天皇(=皇極天皇)と間人皇女が合葬されていたのでしょう。
麓の方で、重機が活動しています、やっと牽牛子塚古墳も整備対象になったようです。
一年後にはもっときれいになっているでしょうし、楽しみですね。次は下りて岩屋山古墳です
こちらは住宅地の中ですので、きれいにされていて、石室まで見られます。
八角墳のようで、7世紀の築造のようです。
次は櫛玉命神社からマルコ山古墳です、マルコ山古墳は六角形の古墳です。
一説には、被葬者は川島皇子ではないかと云われています。
次ぎは、春日神社の束明神古墳です、これも問題です。
この次の岡宮天皇陵の草壁皇子の御陵は、正しくはこの束明神古墳ではないかと
云われています。ここも八角形の古墳ですし、明治時代の御陵選定のとき、地域の住民は土地を
奪われると誤解して一部を破壊、別の古墳を草壁皇子の御陵とわざと申請したと云っています。
先ほどの斉明天皇陵といい、この草壁皇子陵といい、宮内庁のご陵比定は見直しては
どうでしょうか。
次は市尾墓山古墳です、ここは、石棺の石材の劣化の恐れから扉は閉じられています。
市尾宮塚古墳は石室まで覗けました。
この後、市尾駅を横目に見て高取町に急ぎます。高取町はお雛祭りです、壺阪駅からの土佐街道の
両側の家々が、雛飾りを見えるように展示しています。今日も沢山の人が見物に来ていました。
今回、タイトルに揚げただけの効果はあったようです。遠くから参加の方もいます。
これも地域興しの一環でしょうか。いいことですね。でも私の今日は古墳巡りでした。
コース 15km 時間
近鉄橿原神宮前駅(スタート) - 白橿公園・沼山古墳 - 益田岩船 - 牽午子塚古墳 -
9:50 10:15 10:35 10:55
岩屋山古墳 - 飛鳥駅 - 櫛玉命神社 - マルコ山古墳 - 春日神社・束明神古墳 -
11:05 11:10 11:25 11:35 12:00
素戔嗚神社・岡宮天皇陵 - 高取中央公園(昼食) - 市尾山古墳 - 市尾宮塚古墳 -
12:10 12:20-13:00 13:35 13:50
市尾駅 - 高取街の駅 - (土佐街道) - 壺阪山駅(ゴール)
14:00 14:40 15:00
益田岩船を見上げる | シートの 牽午子塚古墳 | 岩屋山古墳 | マルコ山古墳 |
束明神古墳横の春日神社 | 市尾山古墳 | 市尾宮塚古墳 | 雛祭 |