多田銀銅山コース 平成27年10月10日(土)
近くにいながら未だ行ったことの無いところです。多田銅山です。
もちろん今は閉山しています。
能勢電鉄の「日生中央」がスタートです。大阪市内からは少しありますが、通勤圏内の大住宅地域です。
定刻丁度に駅に到着、ゆっくり集合場所へ、もう皆集まってコース説明を聞いています、当然です。
猪名川高校では何か行事をやっているようで、音だけ聞こえます。
天森神社を通過して、猪名川を越えます。
ここに難しい地名がありました、「紫合」です。読めますか。
次のふれあい公園で小休憩します。
階段で近畿自然歩道へ、歴史街道です。この道がそのまま銅山の廃棄された石の道へ続きます。
村上中池へ、ここからはまたきれいに舗装された道となります。
廃坑の青木間歩を見学して、手掘りの跡を見ます。「間歩」とは坑道のことで、一帯に2000位あったそうです。
金山彦神社で、先生の話があります。
ここは源満仲以降源氏が支配していた地域で多田源氏の財源だったそうです。
悠久の館で昼食です。天平時代から開発された銅山で、坑道の中の採掘現場が想像できる資料が展示
されています。明かりはサザエの貝に油を入れて藁の灯心で明かりにしたそうで、
そのため目を傷める者が多かったようです。
坑道の上り下りは、一本の丸太に足を掛ける切り込みをいれた梯子です。背負子状のものに石を入れて
背負って上っていたらしいです。その石は殆ど選好作業で廃棄されたでしょうに。
地下水対策も大変で、竹の水鉄砲の逆理論で上から順に吸い上げていたそうです。
何れにしても、今の動力も無く、明かりも無い時代のことです。大変だったろうと想像します。
科学文明の発展のお蔭で、今の快適な生活をさせて貰っているのだと痛感しました。
次は「静思館」です、「旧富田家」を猪名川町が文化施設として整備したものです。
富田氏が昭和7年から3年掛けて建てた総檜造りの家で、蔵が4つある立派な家でした。
先ほどの「紫合」は「ゆうだ」と読むのだそうです。
コース 14km 時間
能勢電鉄日生中央駅(スタート) - 天森神社 - ふれあい公園 - (歴史街道へ) - ジャリ池 - 村上中池 -
9:40 10:15 10:30-40 10:50 11:25
青木間歩 - 金山彦神社 - 悠久の館・広場(昼食) - 静思館 - うぐいす公園 - 日生中央駅(ゴール)
11:45-50 11:55-12:10 12:15-13:00 13:50-14:00 14:35