縄文の杜あおもりツーデーマーチ              平成27年7月31日(金)~8月1日(土)






やっと念願のツーデー参加です。

ここのツーデーマーチに参加したかったのは、一つは三内丸山遺跡を自分の目で見たかったこと、

二つ目は階段国道なるものを歩いて見たかったことです。

先ず、大会開催要領によると残念なことに、三内丸山をコースに組み込んだ同じ日に階段国道コースが組まれています。

仕方ありません、ツーデーの前日一日三内丸山遺跡見学に費やします。

来て見てビックリ、広いです、発掘対象地域は35ha甲子園球場9個分の広さです。

今から5500年前から4000年前まで1500年間人の住んでいた縄文の遺跡です。

集落内の道路も5000年前に道路とされていた場所を発掘後、埋め戻して再現したそうですが、広いところは17mもある道です。

その道の片側の台地に少し身分の違う人達の環状配石墓が並んでいたそうです、それも22基あったようです。

但し、人骨は無くなっていたそうです。

次は大型建物です、再現されていますが柱の太さが桁違いです。そのすべてがクリの木だったようです。

横幅9.8m、奥行き32mの巨大な建物です。

最大の遺跡は6本のクリの柱です。すぐ横に大林組が再現しています。この再現にコロを敷いて一本のクリの木を引っ張るのに、

100人の人間が必要だったそうです。5000年前では、もっと大変だったでしょう。よく運んだものだと思います。

それに柱穴は深さ2m直径2mの穴です。金属ない時代です、掘るのも大変だったでしょう。

そこへ長さ20m位はあった思われるそのクリの柱を建てます。それも4,2mの間隔で内側へ2度傾けて6本の柱を建てます。

地上部分の再現されている横木は不確かではありますが、地下にクリの巨木が残っていました。そのクリ材は周囲が焼かれていたそうです。

地下水位が高かったこと、クリの木だったこと、腐食防止のため焼いていたことにより、5000年前のクリの木、直径1mの巨木が残っていました。

恐るべし縄文の知恵です。

この建造物は物見やぐら、祭祀のため、灯台のため等云われていますが、その三つを兼ねた建物だったのではと思いました。

ここでは、新潟からのヒスイ、岩手からのコハク、北海道からの黒曜石、秋田からのアスファルトも発見されています、交流は活発だったようです。

成人の大人は一つ地域に道の両側に並べて土坑墓にしています、子供は土器中に入れて別の地域に埋設されています。

出土の現場は、別途建物で覆って保存していますが、今日の青森は32度です、中は蒸し暑くて大変でした。

「縄文時遊館」に戻ってシアターで簡単な紹介ビデオの後、「さんまるミュージアム」へ。

ここには例の出土した柱の根本部分、大量の土器、矢じり等が展示してあります。

これもビックリでしたが、樹皮を編んだ縄文ポシェットが展示されています。5500年前のものです。

低湿地地域のため残ったようです。中からクルミの殻が見つかったそうです。

とにかく出土品が多く、段ボール箱で4万箱といっています。今全体の35%しか発掘されていません。

発掘作業中です、まだ倍以上の地域を発掘しなければなりません。

今後も何か新しいものが発見されるかも知れない、目の離せない場所です。

時遊館 三内丸山遺跡 高台に環状配列墓
白い遺跡保存屋根
再現大型建物内 再現大型建物内

大型建物説明

再現

〃 基礎の穴

手前柱の穴

説明
 堆積物
土器 ヒスイ 土偶 残った柱地下部分 縄文ポシェット  〃 説明

ウオーキング説明に移ります。

初日は28kmコースとします。

青森港の「八甲田丸」がスタート集合場所です、そう40年程前北海道に旅行したとき、青函連絡船で汽車と同じ船に乗りました。

その時の船が「八甲田丸」であったかどうか覚えていません。

先ずバスで移動して、八甲田ロープウエイの山麓駅からのスタートです。「八甲田山麓高原コース」ですが、舗装された林道を歩きます。

直線の道路が多いです、道の両側にはカラマツが植林されています、こちらでは「落葉松」と呼んでいました。

道の両側のガードレールがメチャメチャの壊れています、3mの積雪の所為だとのこと、北国の人間は我慢強いですが、

植物は大忙しです。次の雪までの短い期間に芽を出して葉を出し花をつけ、種を作らないと駄目ですからね。

牧草地帯には牛が放牧されています。

工業団地の中を通って青森市街へ、青森県人も北海道に似て、直線道路を作るのが好きなんですね。

コース     28km      時間

八甲田丸 =(バス)= 八甲田ロープウエイ山麓駅(スタート) - 市営育成牧場 - 憩いの牧場(昼食) - 南部工業団地 - 
  7:45                8:40-55                           12:15-35               

荒川市民センター -八甲田丸(ゴール)
                15:20


出発前
アスファルトの道 山いちご 真っ直ぐです
牧場地 真っ直ぐです 八甲田丸 保存されている線路


二日目は今回目的の階段国道です、龍飛岬までバスで移動してからスタートです。岬では灯台へ上ったり、記念碑を見たり、

石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の歌のテープを聞いたりして、龍飛岬で時間をかけすぎました。

階段国道を10分程で70mの高度差を下りて海岸沿いの道路へ。

ゴールからの帰りのバス①号車は13時出発と聞いていましたので、しっかり歩きます。それでないと大阪まで帰れなくなります。

太宰治の記念碑を見て海岸沿いをゴールへ急ぎます。

自分としては予定通りでしたが、ゴール地点に12時過ぎに着くとバスに皆乗っています。皆早過ぎます。

残念なことながら義経寺への往復時間が無くなりました。後のバスの時間が未定では止むを得ません。バスに乗ります。

お蔭で、青森駅では2時間以上時間つぶしに苦労しました。青森は明日からねぶた祭りです。賑やかです。

ビールを飲んでゆっくり待ちました。

コース     15km       時間

八甲田丸 =(バス) = 龍飛崎(スタート) - (灯台) ー (龍飛シーサイドパーク) ー 階段国道 - 太宰治の碑 - 
  7:05            8:50-9:15                              10:00-10      10:15     

ゆとり駐車場 - 義経公園(ゴール) =(バス)=  八甲田丸    
               12:15            13:45-16:00

龍飛崎 シーサイドパーク 吉田松陰記念碑 大町桂月碑 佐藤佐太郎碑
龍飛崎灯台 〃 証明書 龍飛崎 津軽海峡冬景色 階段国道
階段国道地図 階段国道 階段国道 階段国道 太宰治碑
太宰治碑
龍飛崎
トンネル ローソク岩 岩礁
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