でっかいどうオホーツクマーチ            平成27年6月12日(金)~15日(月)





念願の「でっかいどうオホーツクマーチ」です。

サラリーマン時代にはとても参加できるような企画ではありません。

前半の二日間は「オホーツクあばしりツーデーマーチ」、後半の二日間は「ハッカの大地北見ツーデーマーチ」

として行われ、会場も網走と北見です。これに「せっかくウオーク」としてもう一日ウオークがあります。

今回のせっかくウオークは「サロマ湖ワッカ原生花園をたずねるみち」です。

勿論それにも参加される方もおられます、皆さん余裕があります。当方は四日間の参加で帰ります。

大阪からは前日の11日に出発です。天気だけが心配です。


「オホ-ツクあばしりツーデーマーチ」

前半の第一日目は快晴の天気に恵まれました。

途中に「北方民族博物館」がありますが、開館まで一時間以上あります、パスして先へ進みます。

道立オホーツク公園から斜里岳を始めとする知床連山が見えます、きれいです。このきれいな画像はカメラには

うまく撮れていません。

台地状の畑の中を進みます。東京農大の耕作地があります。

さすがに北海道です、今小麦もジャガイモもタマネギも皆んな緑色です、その畑が延々と続きます。

「感動の道」と名付けられた畑の中の道を歩きます、夏には小麦畑が黄色く輝き、ジャガイモの白い花、

ビートの緑のコントラストがきれいですとのことです。北海道の大地は雄大です。

小生ここで失敗です、小麦畑を見て刈入れはいつごろですかと質問すると、秋ですよと不審げに返事があります。

麦の取り入れは5月と思いこんでいたものですから、聞いてしまいました。

北海道は違います、寒いところです。

「ビューポイントパーキング豊郷」からは知床の山々が良く見えます。きれいなところです。いいですね。

今の時期だけなら住んでみたいところですね。

藻琴湖の近くへ出て、チェックポイントの第四中学校からは海の傍の道を網走へ向います。数か月前まで流氷に

覆いつくされていたと思われる海です、海の向うには知床の山々がきれいに見えています。

屯田兵上陸の地の碑があります。屯田兵は船で知床半島を大回りしてここに上陸したようです。

対ロシア対策とかもあったのでしょう。

ゴールでは15時半から歓迎レセプションがあり、ビールにカニ、ホッケ、アワビ、シシャモの炭火焼を

頂きました、美味しかったです。ありがとうございます。


前半の第一日目          35km        時間

エコーセンター(スタート) - 道立オホ-ツク公園 - 東京農大 ー 藻琴湖近く - 第四中学校(昼食) -
      7:10             8:45            9:35       12:05       12:25-40   

(海岸沿いを北上) - エコーセンター(ゴール)
                      14:45

「ニポネ」 東農大だいこん踊 網走湖 遠く斜里岳 知床の山々
「感動の道」
知床の山々 ルピナス
アップダウン 北海道です 知床の山々 歓迎レセプション


二日目は昨日の反省もあり、せっかく網走まで来たのですから、見たいところをゆっくり見ることにします。

先ず、スタートは20kmコースと同じ時間にして、15kmコースを見学をしっかりしながら歩くことにします。

15kmへの分岐点を過ぎて更に20kmコースを歩き、「北方民族博物館」へ、昨日より一時間遅く

スタートしたのですが、未だ開館まで30分近くあります。時間はありますゆっくり待つことにします。

6世紀~11世紀オホーツク海沿岸では、オホーツク文化が栄えていたようです。北方民族の衣装、

食料の乾燥や燻製等の技術展示があります。アイヌの関連はあまり多くはありません。

北米のイヌイットや北欧のサミ族の衣装や船が展示してあり、網走のモヨロ貝塚の土器が沢山展示してあります。

もう一度分岐点に戻り、15kmコースを進みます。天都山展望台へ、今日は昨日ほど天気がよくありません。

オホーツク流氷館で、マイナス15度の部屋を体験、「クリオネ」を見ます。テレビで見るのと同じですが

もっと小さいです。オホーツク流氷館は新しく新館建築中ですが、展示等は未だ旧館で行っていました。

次は網走監獄です。昭和60年にここに移築されて、今は博物館となっています。

北海道の開拓のため、道路建設に1200人以上の囚人が働いたとのことです。

コースへ戻ってゴールを目指します。網走川の川沿いを網走駅まで歩きます。

ゴールの後、モヨロ貝塚館へ行きます。沢山参加者はいたのですが、すぐ傍のここまでは殆ど来る人がいません。

先ほどの「北方民族博物館」に展示してあった沢山の土器はここの出土品です。

ここはオホーツク沿岸地域の拠点となっていて、オホーツク文化の一角を担っていたようです。

貝塚館から外へ出ると、雨となっています。今日は雨予報のため雨具をリュックに入れて歩きましたが、

ここからなら、ホテルもすぐです。傘だけで十分です。このあと今日中に北見へ移動します。


前半の第二日目        15km        時間

エコーセンター(スタート) ー 北方民族博物館 ー 天都山・流氷館 - 網走監獄 - 網走川へ -
      8:05           9:10-10:00       10:15-30       11:15-30     11:45    

エコーセンター(ゴール)
     12:55
ルピナス 北方民族博物館 イヌイット住居断面 流氷館「クリオネ」

天都山展望台から
博物館網走監獄 〃 獄舎内 モヨロ貝塚 網走駅




「ハッカの大地北見ツーデーマーチ」

後半の第一日目は、32kmとします。

先ず、青葉通りを北へ、東陵公園、野付牛公園と緑の中を歩いて北見工業大学を見て西へ進みます。

北海道らしいなと思ったのは、今回の案内標識が殆ど、「直進」真っ直ぐに、「直進」道なりに、とかです。

歩道がそうですから、車道はなお更です、信号も少ないです。皆スピードを出すのは判ります。

景色は小麦、ジャガイモ、ビート、トウモロコシと今の時期緑一色です、ところどころにハウスがあります。

一部水田もありますが、台地状のところは畑ですから小山の姿なりに開墾されています。

したがって、コースにはゆるやかですが、アップダウンもあります。

川向文化センターで食事をして、しばらく歩くと前の方が立ち止っています。どうも天気の雨予報が出たようです。

それに「雷」注意警報も発令されたようです。主催者はウオーキングを中止するように言っているようです。

バスが迎えに来ますとのことでしたが、小生はあと4km弱です、これから先は街中ですし、せっかく来たのだから

歩くことします。雨も小降りです、傘は差さずに持って歩きます。

先ほどまでの台地の上の畑の中の道なら、「雷」も怖いですね。

道は幸いすぐにJRの高架下の道となっています。その先は東緑道として遊歩道となっています。

快適な道です、途中で取り止めた方々は惜しかったですね。こんないい道を歩かずに可哀想です。

15時半からの歓迎レセプションの開始とともに雨が激しくなり、窮屈なテントの下での焼肉、アスパラ焼きです。

皮肉なことに終了して帰るころには雨も上がっていました。


後半の第一日目       32km     時間

北見駅前・中央会場(スタート) - (青葉通りへ) - 東陵公園・野付牛公園 - 北見工業大前 ー
        7:05             7:40           7:30                8:10

端野公民館・屯田の杜 ー (端野大橋) ー 川向文化センター(昼食) - (道道川向端野線) -
     9:20                               12:05-20                    

(JR高架下の道へ) - (東緑道) - 中央会場(ゴール)
   13:25                      14:00 

東陵公園 北見工大 右は住宅地 道は真っ直ぐ ジャガイモ畑
小麦畑 紫のニセアカシア 東緑道


後半二日目は、帰りのこともあり20kmコースとします。

北見駅南を流れる無加川沿いを歩きます。先ず一度対岸に渡ってから引き返して石北大通りを歩きます。

ここでチョット道を間違えました。前について歩いていましたが、後ろから誰も来ません。現地の人に聞きますが、

要領を得ません。判りました、石北大通りへ曲がりそこねています。右の方を見ると向うに緑道があり、

リュック姿の人が歩いています。この石北大通りは緑道の左右が車道の戦後に出来た大通りです。

JR石北線が町を分断していることで、踏切が多くなっていたのを、JRを地下トンネルにしてその上を緑道に

しています。良い道です、英断ですね。

北海道は人家が少ない段階で道路を造ったので、真っ直ぐな道ばかりとなったと思っていましたが、

こう云うケースもあったんです。

あとは無加川の堤防の道をひたすら歩きます。今日は雨の心配もなく快適なウオーキングです。

ゴールへは予定より早めに着きました。お蔭で帰りの空港へのバスの時間にも余裕をもって間に合いました。


後半の二日目      20km     時間

北見駅・中央会場(スタート) - 若松橋 - 歩道専用橋 - (石北大通り) - 無加川手前左折 -
       7:00                    7:30                     9:15     

(無加川堤防上の道) - 歩道専用橋傍 - (無加川堤防上の道) - 中央会場(ゴール)
                   10:15                           10:35 
無加川河川敷 ルピナス 石北大通り  ニセアカシア  無加川堤防の上


これで四日間のウオーキングはすべて終了しました。

畑はすべて緑色になり、ニセアカシアの花が何処でも満開に、地にはルピナスの花があちこちに、

数か月前まで雪に覆われていた大地は色鮮やかになっていました。

北海道の大地と風光とを満喫しました。四日間皆さんありがとうございました。

 一覧のページへ