西の京 平成27年2月19日(木)
今行っている高齢者大学の古代科の4班有志だけで、講座の済んだ午後に、西ノ京に行って見ようと
云うことになりました。
小生も行ったことがないので、参加することとします。
午後大阪を出て、5時には帰って来る予定で出ます。
先ず、近鉄西ノ京駅から薬師寺へ、この辺りも歩いているのですが、ウオーキングで神社仏閣に寄るのは
休憩するときだけですから、見学時間はありません。まして拝観料の要るところには立ち寄りません。
今日はゆっくり拝観できます。
薬師寺の北門から入ります。
薬師如来の台座のレプリカがあります。台座の上の方はギリシャの葡萄模様、その下にペルシャの蓮華模様、
下にインドの力神裸像、一番下に中国の四方神があります。シルクロードそのままですね。
肝心の白鳳時代の東塔は大修理中です、昭和に再建された西塔を見て想像しておきます。
東院堂は鎌倉時代のものです。金堂に戻って薬師如来像、日光菩薩、月光菩薩をゆっくり拝観します。
ここの高田好胤さんは有名でした。小生もこの方の本を読んで勉強させて貰いました。
次の唐招提寺へ急ぎます。
大分以前のことですが、関西のウオーキングに他府県から来た人が言っていたことを思い出します。
「昨日は唐招提寺に行って来ました、よかったですよ、そのうちもう一度行って見たいと思っています」と。
それ以来一度は行って見たいと思っていました。
その唐招提寺は北にすぐです。重厚にして端正な佇まいです。「--屋根の曲線の端正な美しさは東洋建築に特殊なもの
ーーこの金堂は東洋に現存する建築のうちの最高のものである」は和辻哲郎「古寺巡礼」の言葉です。
金堂、講堂の盧舎那仏、弥勒如来坐像等ゆっくりと拝観します。仏像のこと良くわかりませんが、じっくり見ていると落ち着きます。
「鑑真和上」は凄い人です。西暦753年6度目の航海で日本に到達されたのは65歳のときです。
奥に御廟があります、苔がきれいに手入れされてあります。御廟の傍に「趙撲初居士之碑」と云う碑があります。
後で調べると、何でも中国の仏教会の人で中日友好に貢献した方とのことで、日本の有名寺院の協力による碑でした。
皆で写真を撮って、垂仁天皇陵へ、ほぼ半周して尼ヶ辻駅手前の喫茶店で反省会をして帰路へつきました。
コース 時間
森ノ宮駅 = 近鉄西ノ京駅 - 薬師寺 - 唐招提寺 - 垂仁天皇陵 - 近鉄尼ヶ辻駅 = 近鉄難波駅
12:30 13:20 13:30-14:45 14:55-15:35 15:45 16:20 17:10