きのくに海南歩っとウオーク                      平成26年5月24日(土)・25日(日)





ここは近畿リーグに最近参加したところです。

近畿リーグは近畿圏の各ツーデーウオーク全11地域(今回から11地域)をすべて歩くと近畿マスターリーグとして表彰される制度です。

二回目以降ダブル、トリプル、スーパーと都度表彰されます。小生ダブルマスターウオーカー賞までは頂いたので、

次はトリプル狙いです。

その近畿リーグに、ここも加わることになりました。今回地元の方の熱の入れようも大変なものです。

みなさん知っていました、全国のJRで使えるあの ICOCAのカードが、この紀州の和歌山より南は使えないのです。

天王寺から乗車したデーターを削除して貰い、別途現金で精算します、海南市を何とかピーアールしようと地元の人が頑張るのが良くわかります。

くやしいでしょうね。

スタートは海南市総合体育館です、わんぱく公園の傍です。

今大会は、海南駅から無料シャトルバスが出ています。

バスの待機者は少なかったのですが、外の皆は車で来ています。地元の人がほとんどです。

コースは25kmコースとしました、一見すると海岸を巡る景観の期待できるアップダウンの少ないコースと思ったのですが。おお違いでした。

先ず、海南駅を経由、藤白神社へあの孝徳天皇の子、有間皇子が中大兄皇子等によって殺された場所です。熊野古道の藤代王子の場所です。

天皇家を巡る権力闘争は、激しいですね。そんなにしてまで権力とは手に入れたいものなのでしょうか。

この藤白坂は坂の最初のころに海が見えましたが、あとは全くです。キツイ上りです。

熊野古道です、頂きに地蔵峰寺があります。ここも展望なしです。

山を下って、善福院釈迦堂で昼食です、建立は鎌倉時代であの山口の功山寺と同じころとのことで、同じく国宝になっています。

功山寺では欄間にビックリしたのですが、ここのは普通のS字でした。

塩津では、シラスどんぶりをたっぷり頂きました。昼食後でしたので、堪えました。

あとは海岸沿いを歩くのかと思いきや、また山への上りです。

つり公園近くでは、カキ氷のサービスです。この氷の冷たさには内蔵がショックをおこしそうでした。

大崎公民館では魚のテンプラに手作り地場品です、ゴールではアイスクリームに鱧の杮寿司です。

この大崎の地、万葉の昔から、港として栄えていた地だそうです。万葉の歌も残っています。

結局上り坂が3~4回繰り返され、きついコースでした。

そういえばここ海南市では、ミカン栽培が盛んで山の上の方までミカン畑にしています。

ですから、コースがアップダウンになるなんて当たり前のことなんでしょうね。


第一日目

コース      25km          時間

海南市総合体育館(スタート) - JR海南駅 - 藤白神社 - 地蔵峰寺 - 善福院釈迦堂(昼食) - 塩津 - 戸坂 -
     9:00                        10:00      10:35-40     11:50-12:05      

つり公園の近く - 大崎公民館 - 紀伊国屋文左衛門の碑 - 市民交流センター(ゴール)
  13:15-25                   14:20                15:00  

キィちゃん 藤白神社 有間皇子のこと 藤白坂へ 発電所
筆捨松由来

藤白峠へ
地蔵峰寺 湯浅側風力発電 ミカン畑 善福院釈迦堂 釈迦堂説明
釈迦堂
つり公園近く
万葉の大崎 紀伊国屋文左衛門 紀伊国屋説明  


二日目は27kmコースとします

今日のコースは昨日のような厳しいアップダウンは少なかったのですが、緩やかなアップダウンは続きます。

先ずは、亀川公民館で特製ゼリーのおせったいです。宇賀部神社では、お菓子にバナナの接待、それに婦人会から手作りプレゼントです。

これは、もう和歌山ツーデーは頑張らないと完全に負けていますね。

宇賀部神社には伝説があります、名草戸畔(なぐさとべ)伝説です。紀の国にあった名草王国の物語です。

日本書記に記載された戦で、神武天皇の東征軍に対抗して敗れたこの地の女王です。

この地の人達は、女王の頭をこの宇賀部神社へ、胴体を杉尾神社(おはらさん)へ、足を千種神社に葬ったことから。

宇賀部神社は頭の神様(おこべさん)、杉尾神社は腹の神様(おはらさん)、千種神社は足の神様と呼ぶようになったそうです。

それにもう一つここに小野田と云う地名があります。あの小野田寛郎さんの出身地です。小野田さんも名草戸畔の末裔とか。

宇賀部神社に「不撓不屈」の文字の小野田さんの碑があります。

あの紀伊国屋文左衛門が嵐の中を船出したのもこの地です。ここはそのような土地です。

この山の上の方まで続くミカン畑をみるとき、この土地の人の根性といいますか、気力の凄さ、負けじ魂を見る感じです。


ところで、北野上公民館が折り返し点です。引き返してくる人が挨拶します。それも誇らしげな声です。こちらが意識しすぎかも知れませんね。

いいじゃないですか。何かに追い立てられるように先を急いで歩いて何が楽しいのでしょうか。

当方は、先も長くありません、また二度とこの地を歩けるか保証の限りもありません。そうこの景色、この匂い、すべて一期一会と思い歩いています。

とは云いながらまだ10年以上は歩こうと思っていますので、よろしく。


二日目  

コース          27km         時間

海南市総合体育館(スタート) - 宇賀部神社 - 杉尾神社 ー 北野上公民館(折り返し) ー 中野上公民館 - 南野上公民館 - 
        9:00            10:05-10                11:50-55            12:40-50       13:30-35    

亀池公園 - 千種神社 -  とれたて広場 - 海南市総合体育館(ゴール)
 14:05                                  14:55      

参加者 宇賀部神社
野上電鉄跡
中野上公民館 亀池 電車の跡の道


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