日光ツーデーウオーク              平成24年9月1日(土)・2日(日)





久しぶりの夜行バスです。

初日のスタートに間に合わせるには前日夜に入るか、当日早朝着の夜行バスしかありません。

夜行バスなら宿泊代も助かりますし、交通費も安く上がります。年金生活者にはこれが一番です。

ここ日光ツーデーは昨年からの2年がかりでの参加です、昨年は申し込んだのですが、台風12号の影響とかで

主催者側にキャンセルされました。

日光は世界遺産でもありますし、神君家康公の墓には未だ行ったことがありません。是非にと思い参加しました。

初日のウオークは杉並木コースです、スタートの間際になって突然の大雨です、今日は大変なことになりそうです。

先ずは大谷(だいや)川沿いを下今市まで下って、杉並木の道を戻ります。立派な並木道です、

現存するのは37km杉13000本とのことですが、惜しむらくは大分欠落しているようです。

それに欲を言えば現存する杉並木も手入れを放棄しているような感じです。下刈もしているのでしょうが、

小さな雑木の生えているのを撤去するとか、して上げれば杉ももっと喜ぶと思うのですが、いかがでしょう。

今管理されていると思われるのは歩道と側溝だけです、これでは観光客は喜ぶでしょうが、杉は喜びません。

結局今日の雨は朝のスタート時だけでした。

この20km歩いた後、時間がありましたので、二社一寺の拝観をします。輪王寺の庭と宝物殿・三仏殿、日光東照宮、

日光二荒山神社、それに家光の大猷院を拝観します。念願の東照宮では200段の階段の上の家康公の墓まで行きました。

「人の一生は重荷を負いて遠き道を行くが如し、いそぐべからず」と、その階段の途中に書いてあるのにはびっくりしました。

この階段は堪えました、でも来てよかったです。

それに鳴き龍の見事さ、現在の大工さんにやれますかね。天井の龍の絵を鳴かすという先人の匠の思いつきと技の凄さに

ただ脱帽です。これが日本の物づくりの原点ですね。


初日    20km      時間

日光総合会館(スタート) − 神橋前 − 東武日光駅前 − 七里大橋 − 日光だいや川公園 − 下今市 −
       9:00          9:10       9:35         10:10      10:30〜10:50       11:25  


 杉並木道 − 日光だいや川公園(昼食) − 日光総合会館(ゴール)
11:30〜11:55     12:20-40                 13:50      

栃木駅前 神橋
杉並木

日光方向大谷川沿

大谷川沿い

だいや川公園

チップの道

杉並木の道

杉並木
杉並木
杉並木
杉並木
杉並木
砲弾跡の掲示

杉並木

法輪寺
法輪寺逍遥園
東照宮前
五重塔
神厩舎三猿
陽明門前 陽明門 ねむり猫 遺訓 家康公の墓所
陽明門 二荒山神社
家光廟大猷院

大猷院夜叉門
大猷院


二日目は社寺コースです、先ず石枡の道です、「日光子ども歴史探検隊」が説明してくれます、初日も日光杉並木のことで

説明がありました。それにクイズもです。「日光子ども歴史探検隊」はいいですね、小学生が主体のようですが、

自分たちで自分の地域の自慢を絵に描いて説明するとともに、クイズまで作って印象深くしています。

残念なのは大人がせっかちで聞きません。立ち止まって聞いているのは少数で皆ドンドン先に行きます、

時間を競争するわけでも無いですから、ゆっくり聞きましょう。大人の方が反省しなければいけませんね。

次の慈雲寺でも「子ども歴史探検隊」の説明です、大谷川の清らかな川の「憾満(かんまん)ガ淵」があります、

ハイキングコースにもなっているようですが、いいところです、ただ木々が邪魔でいいカメラアングルが取れません。

秋はきっと紅葉がきれいでしょうね。

今日二日目も天気がよくありません、雨は降ったり止んだりです、カッパを着ている人は脱いだり着たりと大変な日です。

清滝神社で小休止して、日光田沢御用邸前を通過、時間があればここも寄りたかったのですが、次回にしましょう。

後は昨日の二荒山神社の前を通って開山堂へ、白糸の滝の滝尾神社から稲荷川沿いの堰堤を目指します。

何でも過去に一つの村が全滅する大水害があったそうです、稲荷川の上流の方の大正時代に造られた2・3号砂防堰堤まで

泥んこ道を登ります、又しても突然の大雨です。雨の中写真を撮って早々に下ります。

途中抜かしていた、チェックポイントのスタンプを開山堂で押して貰いゴールへ。

雨で食事も出来ず、ゴールしてからゆっくり頂きました。

あとは今日中の帰阪を目指して、急いで帰路につきます。


二日目    20km     時間

日光総合会館(スタート) − 石枡の道 − 憾満ガ淵 − やしおの湯前 − 清滝神社 − 田沢御用邸前 − 
     8:55            9:00-05     9:15-20      9:40        10:00       10:35    


開山堂 − 白糸の滝 − 滝尾神社 − 2・3号堰堤 − 日光総合会館(ゴール)
11:00     11:20      11:25-30   11:55-12:00       13:25       

東武日光駅前 スタート 石枡(水道) 慈雲寺 石仏
憾満の渕 憾満の渕 並び地蔵 地蔵 大谷川沿い
ハイキングコース 大谷川 清滝神社 開山堂 白糸の滝
白糸の滝 滝尾神社 運試しの鳥居 神木三本杉
砂防堰堤
2・3号砂防堰堤
稲荷川

家康公の遺訓を書いておきます。


人の一生は重荷を負いて、遠き道を行くがごとし。いそぐべからず。

不自由を常とおもえば不足なし。

こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。

勝つことばかり知りてまくること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな。

及ばざるは過ぎたるよりまされり。