ピースウオークひろしまツーデー      平成23年11月26日(土)〜28日(月)




この企画いいです。私のためのような企画です。

一日目の安芸の宮島の厳島神社、今まで一度も行ったことがなく是非行きたいと思っていたところのひとつです。

まして、来年はNHKで「平清盛」も放映されることですから。

二日目の広島市内、未だ原爆資料館に行ったことがありません。死ぬまでに一度は行って見たいと思っていた

ところです。

三日目の「せっかくウオーク」での呉の江田島、昔いた会社の社長が海軍の潜水艦の艦長でしたので、

私より幾年か後輩は新入社員のとき全員江田島に実習に行っています。

後輩の話を聞くたびに機会があれば是非行きたいと思っていました。やっとそのチャンスが来ましたと云う感じです。

今度この三つが同度に叶えられます。ありがたいことです。


例によって高速バスを利用します、これが一番経済的です。でもあまり熟睡はできません。

第一日目は広島駅で高速バスからJRに乗り換えて宮島を目指します、時間は充分余裕があります。

1時間前に集合場所へ。いい天気です。宮島桟橋広場からスタートします。

厳島神社の側を通って海岸傍の道を室浜砲台跡を目指します、途中広島大学の宮島自然植物実験所があるためでしょうか。

主な植物には皆名札が付けられています。番号は1000を超えていました。

そよご・りょうぶ等の樹木もありました。室浜砲台跡でユーターンして来た人達と離合します、

皆速いです、当方もユーターンして追いかけます、大元公園から大聖院、紅葉谷を経て山道へ、結構上ります。

山を越えて包ヶ浦自然公園へ降ります。ここから左周りしてスタート地点の宮島桟橋広場がゴールです。

当方はここから厳島神社を見学、五重塔、千畳閣を見ます、千畳閣の傍に龍髪の松があります、樹齢200年長さ20mとか、

京都の善峰寺の遊龍の松は樹齢600年長さ40mです、比較してはいけませんね。

この後、ロープウエイで弥山山頂をと思いましたが、今日は人が多くて待ち時間が50分とのことであきらめました。


第一日目

コース        25km        時間

梅田 = 広島駅 = 宮島口駅 = 宮島桟橋広場(スタート) − 大元公園 − 室浜砲台跡 − 大元公園 −
23:30   5:50-6:27  6:53-7:10     7:20-9:00                     10:20-25      

紅葉谷 − 峠越え(ピーク) − 包ヶ浦自然公園(昼食) − 宮島桟橋広場(ゴール) 
11:10      11:50           12:25-35             13:05     


フェリー乗り場

宮島

宮島

海の中の鳥居

厳島神社

鹿はおとなしい

説明

スタート場所

宮島五重の塔

神社を遠望

海岸沿いの道

室浜砲台跡武器庫

藤の棚公園

厳島神社遠望

紅葉谷

包ヶ浦への山道

同 山道

包ヶ浦

戻って厳島神社へ

回廊

回廊から

回廊から

能舞台

龍髪の松

平安舞楽(宮島口)



第二日目は広島市内を歩きます、ところが出発場所のハノーバ広場が広島駅から遠いです。

旧広島市民球場(今は解体作業中)の隣ですので、30分近く歩きました。スタート場所に着くともう体操も終わり、

出発のゲキとなっていました。

ここから旧太田川の東岸沿いを北上します、すぐに「陸軍第二病院跡」の碑が、原爆の8月6日ここはテントを張ってさながら

野戦病院となっていたようです。医者も看護婦も被災しながらの治療です、もちろん患者もここで沢山死んでいったようです。

この太田川には多くの人が水を求めて飛び込んだと聞いています、そして当日は死体が沢山浮いていたとのことです。

今、堤防は桜紅葉の道となっていますので、快適なのですが、気分はすぐれません。

大芝橋まで上りそこで引きかえして、今度は太田川の西側を南下します。緑大橋で東へ、

平和記念公園前を通る平和大通りを更に東へ進み、鶴見橋で右折、この京橋川東側沿いを南下します。

宇品島を一周して「広島みなと公園」で昼食です、あと今度は元安川の東岸沿いを北上して、原爆ドームの傍を通って

元のスタート地点がゴールです。

当方はここからもう一度平和記念公園に戻り、原爆資料館へ入ります。修学旅行生が多くて時間がかかります。

ここが今回参加の目的でもあったのですからじっくり見学します。

あと公園内を散策して、多くの人の葬られた供養塔にお祈りして、米軍が目印としたT型の相生橋を渡って広島駅まで戻ります。


第二日目

コース       26km         時間 

ハノーバ広場(スタート) − 中央公園 − 旧大田川沿いへ − 川の合流点 − 大芝橋 − 緑大橋 − 
     8:05              8:10         8:15            8:30      8:45     9:40    

平和公園 − 平和大橋 − 鶴見橋 − 川沿いを南下 − 宇品島先端 − 広島みなと公園(昼食) − 
 9:50       9:55      10:15                  11:35       12:00-05  

元安川を北上 − ハノーバ広場(ゴール)
                 13:15      


旧太田川桜紅葉

きれいな道です

大芝橋での説明

折鶴の禎子像

原爆慰霊碑

原爆供養塔

説明

陸軍第二病院跡碑

慰霊碑

説明


第三日目は呉港が集合場所です。「せっかくウオーク」ですので参加者は60名位です、

ちなみに第一日目・二日目はどちらも500人くらいだったようです。

ここから江田島に渡り、海上自衛隊基地まで歩きます。

以前の江田島海軍兵学校です。敷地内を案内して貰います。さすがにきれいにしています、

全くチリひとつ落ちていません。さすがに海軍さんと云う感じです。以前教えられた5分前の精神も思い出します。

またレンガ造りの建物のレンガにびっくりしました、レンガがツルツルしているのです、もうセラミックスの感じです。

明治の建物の凄さです。

また、教育参考館では歴代の海軍関係、坂本龍馬、勝海舟をはじめ幕末から昭和までの色んな方の遺品。

それに特攻隊員達の遺書、ペン書き・筆書き皆立派です、字も文章も20歳前後の死を前にした人たちのものとは思えません。

それに国を思う透き通るほどの純粋さです。怖いです。もし今に生きて、現今の世相を見たらさぞ嘆き悲しむことでしょうね、

こんな国となってしまっていると知れば、命がけで守ろうとしたのは何だったのかと悔しい限りでしょうね。

昨日は原爆の激しい情景を資料館で見ました。どちらも重い気持ちさせられます。

今に生きる私たちは彼らの気持ちを大事にして、もっとよく考えて生きて行かねばと反省しきりです。

呉港に戻ったところで、小生の今回参加の目的は達しましたので、後のウオーキングは失礼して、

大和ミュージアムと海上自衛隊の資料館を見て今回のウオーキングは終わりです。

とにかく、いろいろ考えさせられる三日間でした。

そう江田島で「五省」のワッペンを買いました。五省と云うのは、以前会社にいた元回天の乗組員の方に聞いた話では、

旧海軍では毎日就寝前に、消灯して皆で復唱したそうです。

参考のため書きます。        一、至誠に悖(もと)るなかりしか

                      一、言行に恥(は)づるなかりしか。

                      一、気力に缺(か)くるなかりしか。

                      一、努力に憾(うら)みなかりしか。

                      一、不精に亘(わた)るなかりしか。

チョットきつ過ぎますので、京都嵯峨野 小倉山二尊院の「人生五訓」を書いておきます。

                        あせるな

                        おこるな

                        いばるな

                        くさるな

                        おこたるな


第三日目(せっかくウオーク)        時間 

広島駅 = 呉駅 − 呉港桟橋 =  小用港 − 海上自衛隊(見学・昼食) − 小用港 − 呉港桟橋  ー 大和ミュージアム − 
 6:31     7:18    7:20-8:35   8:55-9:15      9:40-11:50         12:15-45   13:10                         

海上自衛隊資料館 − 呉駅 =  広島駅  = (福山SA)  = (白鳥SA)  = 梅田
               15:00   15:44-16:45    18:20-35    20:10-20    21:40  



海上自衛隊館

大和ミュージアム
呉から出航
準備体操

江田島

394m古鷹山

大講堂

大講堂

幹部候補生学校

ツルツルの煉瓦

教育参考館

特殊潜航艇

大和ミュージアムにて