加賀百万石ツーデーウオーク 平成23年6月4日(土)・5日(日)
加賀百万石まつりの一環としてのツーデーウオークへの参加です。
夜行バスで6時前に金沢駅着、今日の出発はこの駅地下の多目的ホール「おもてなしドーム」から。
なんと受付は7時から、出発は8時過ぎです。
初日は28kmとします、女川と云われる浅野川コースです。
泉鏡花の主計(かずえ)茶屋街を経て浅野川の川沿いを遡ります、水量豊富な川のある金沢は情緒豊かな街です。
泉鏡花もここで小説の材題を得たのでしょうか、私の知っているのは「高野聖」だけですが、
あまり気持ちの良い小説ではなかったですね。川の向かいがひがし茶屋です。
浅野川をひたすら遡ります。2時間くらいして橋を渡って北陸大学方向へ、さらに一時間くらい長い登りが続きます。
そのあとは下りだけ、金沢大学の側がチェックポイントです。もりの里では大学生が道案内をしています。
なかなか楽はさせてくれません、また登り坂です。ひがし茶屋街へ下りて、金沢駅を迂回、勤労者プラザが今日のゴールです。
駅の「おもてなしドーム」は百万石まつりの行列スタートでゴッタがえしていますので避けたようです。
当方はこれから行列の見学です、見学は金沢城石川門の傍と決まっています、もちろん目当ては加賀鳶のはしご乗りです、
小学生から大人までの音楽隊のパレードや地域芸能のパレードとなかなか加賀鳶の登場とはなりません、
やっと来ましたが50組はあろうという加賀鳶の列です、中に子供のグループが3組います、なんと我々の正面はそのこども加賀鳶です、
なかなかちゃんとやっています。でも、大人の技が見たくてカメラを横に向けます、申し訳ないことをしました。
こどもは4mで安全帯を、大人は6mで安全帯もなにもなしで、アスファルトの道路上で行います、まさに命がけの演技です。
終わりの「子供の技にもかかわらず大きな拍手をありがとう」の言葉に当方反省しきりです、ごめんなさい。
岸和田だんじりの大工方みたいな技ですね、これが加賀の男の心意気と感心しました。
翌日のニュースでは、なんと私たちの見た次の地点の演技中に一人落下、重態になっているとか、大変ですね、
これがあるから人気もあるのでしょう。
宿への帰り大変な集団に会いました、あとで調べると、まつりの一環の「踊り流し」です。
参加者約一万人見物人10万人とか、歩けども歩けども揃いの浴衣のグループです、びっくりしました。
二日目は20kmとします、出発は昨日の「おもてなしドーム」です。今日は犀川を遡ります、そう室生犀星の犀はこの川から名をとっています。
室生犀星といえば「ふるさとは遠きにありて思うもの そして悲しくうたうもの よしや うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや」の詩です、地方出身の小生にはジンとくる詩です。
とは云っても今はここに「犀星記念館」もあります。長町武家屋敷から「にし茶屋街」へ上手く辰巳用水の疎水を利用しています。
なにでも、ここ金沢は戦災に遭っていないそうです。それで昔の街並みが残っていて、今も小京都と云われる情緒が残っています。
今日の20kmは犀川から取水した辰巳用水の入口からその用水沿いを歩きます、いい道ですよ、この用水はあと金沢城から、
兼六園の池にも流れているとか。あと兼六園で鮮やかな杜若を見て、金沢城からゴールの金沢駅へ。
初日 コース 28km 時間
金沢駅「おもてなしドーム」(スタート) ー 青少年研修センター ー ジャスコ杜の里 − 北陸大学横 − 金沢大学横角間の里 −
6:00-8:10 8:50
9:20 10:20 11:10
もりの里 − (昼食) − 千寿閣 − 金沢勤労会館(ゴール)
11:35 11:55-12:05 12:35 13:30
二日目 コース 20km 時間
金沢駅「おもてなしドーム」(スタート) ー 長町武家屋敷 − にし町茶屋 − 犀川側道 − 辰巳用水入口 −
7:45-8:10 8:45 9:00
9:15 10:10
天徳院 − くらしの博物館 − 兼六園 − 石川門(昼食) ー 金沢駅「おもてなしドーム」
11:00 11:10 11:20 11:35-55 12:20