宇治十帖 平成22年11月20日(土)
久しぶりの毎日ウオークへの参加です。
今回は宇治です、宇治十帖は源氏物語の最後の十帖です。
ここが女性の皆さんの共感を呼ぶのは、このストーリーでしょうね。
本日貰った地図に書いてある参考コメントを写します。
45帖 橋姫(はしひめ)
自分の出生に不安を覚える薫君、訪れた八宮(光源氏の異母弟)の宇治の山荘を訪れ、姉妹を見て、姉大君に心ひかれる。
46帖 椎本(しいがもと)
八宮は薫君に姫たちの行く末を頼みながら山寺で生涯を閉じる。薫君は大君への慕情が募り、ますます大君に心引かれいく。
47帖 総角(あげまき)
薫君は大君に想いを訴えるが、大君は中君との結婚を勧める。やがて病に伏した大君は薫君の献身的な介護空しく死ぬ。
48帖 早蕨(さわらび)
父に次いで姉を失った中君は寂しい日々を送る。薫君は大君の亡き面影を中君に認め、複雑な思いに。
49帖 宿木(やどりき)
中君へ思慕の情を示す薫君。だが、匂宮の子を宿した中君は姉大君によく似た異母妹の浮舟の存在を告げる。
50帖 東屋(あづまや)
匂宮(源氏の孫)から言い寄られた浮舟、隠れた彼女を薫君が引き取るが、浮舟を愛おしく思いながらも、大君の面影が甦り涙する。
51帖 浮舟(うきふね)
穏やかで誠実な薫君と情熱的な匂宮との間で悩み苦しむ浮舟。ついに死を決意して山荘を出る。
52帖 蜻蛉(かげろう)
消息のわからなくなった浮舟。薫君は亡くなった大君、匂宮に渡してしまった中君と八宮ゆかりの姫たちを想い悲しむ。
53帖 手習(てならい)
死ぬつもりで宇治川べりを徘徊して倒れた浮舟。僧に助けられ、尼になり静かに暮らすが、やがて薫君の耳に入る。
54帖 夢の浮橋
浮舟が生きていることを知った薫君は浮舟の弟に自分の思いを書いた文を持たせるが、浮舟は弟と会おうとしなかった。
すべて源氏物語の中のフィクションですが、男女の恋愛感情をよく描写しています。
この帖毎に説明書と碑が、あちこちにあります、ひょっとしたらここでは実際の歴史の一こまであったのでは、思えるほどです。
ここであった歴史は宇治川の先陣争と平等院鳳凰堂です。
宇治川の先陣争いは義経が京へ攻め上る途中、この宇治川を佐々木四郎高綱と梶原源太景季(カゲスエ)(強そうな名前ですね)がともに
頼朝殿に貰った名馬生食(イケヅキ)と磨墨(スルスミ)とで争ったと云われています。
宇治は平安時代初期から貴族の別荘の多いところだったようで、平等院鳳凰堂は藤原氏の別荘だったところに建てた阿弥陀堂
とのことです。
コース 15km 時間
京阪宇治(スタート) − 三室戸寺 − 源氏ミュージアム − 宇治上神社 − 宇治神社 − 吊橋手前広場(昼食) − 吊橋 −
10:10 10:45 11:00 11:10 11:25 11:45-12:40 12:45
もみじ谷へ − 白川 − 宇治川へ − 平等院をかすめて − 京阪宇治駅(ゴール)
13:05 13:20 13:35 13:50 14:15