学能堂山(岳の洞山)         1022m      平成22年3月11日(木)




今年初めての山行きです。

登山口からしばらくは林道を歩きます。

木立の上からキラキラ光るものが落ちてきます、首筋に入ってびっくりです。

樹氷です、朝日を受けて次々と落ちて来ます。

今日は曇りのち晴れとのこと、山頂からの展望を楽しみに登ります。

林道から登山道へ入り、登るに従い次第に残雪が増えてきます。「小須磨」峠からは尾根伝いに更に登ります、少し台地状に

なったところで昼食にします。

昨日の雪に感謝します、きれいな樹氷の道です。小生は雪山を避けて今年初めて山行きを、この3月としたのですが、

まさかここで雪山に遭うとは、ラッキーと云うべきでしょう。

皆大喜びです、少し下ると目指す学能堂山が目の前です、雪に覆われています。

最後の急登の後、山頂に達します。山頂から東方向に局ヶ岳の三角形のピークが見えます、北方向に大洞山、尼ヶ岳、そして

古光山、倶留尊山が見えます。残念ながら西南方向の三峰山・高見山は雪雲に覆われてしまっています。

ところで、この山頂三角点はちゃんとあるのですが、肝心の表示板がありません、インターネットで見た学能堂山の写真には写って

いましたが、過日の風雪に吹き飛ばされたのでしょう、支柱はあるのですが見当たりません。三角点の傍で写真を撮って貰って

証拠とします。だんだん冷えてきました。

「ここから急な下りになります、アイゼンを付ける人は準備をして下さい」のリーダーの声に、不慣れな私はこのときとばかりに

78歳の大先輩に教えて貰いながら装着します。

ところがこの下り道、木の葉混じりの雪のため、アイゼンに雪が固まり、たびたび雪玉が出来て歩きにくいと言ったらありません。

途中片足立ちで氷の塊を取るのですが、すぐ玉になります、それが左右ですからたまりません。着け慣れていないせいもあり、

練習を兼ねて着けて見ましたが、残念ながら大失敗です。

帰りは御杖村の「姫石の湯」で汗を流して帰ります、一昨年三峰山の帰りに、その前年には伊勢迄歩講で雪の中、お世話になった

思い出深いところです。

帰りの西名阪は朝もそうだったのですが、香芝天理間補修工事のため片側一車線で、大渋滞です。

それでも小生はバスの隣の席が本日不参加のため、往復ゆっくり座らせて貰いラッキーでした。

参加総勢22名、3月の登山で思わぬ雪山に出会えて楽しい一日でした。


コース           時間 

梅田 = 針テラス = 神末上村(登山口:520m) = 休憩 = 小須磨峠 = 台地(昼食) = 学能堂山山頂(1022m) =
8:30   9:45-10:00       10:55-11:05       11:20-25   12:05     12:20-45      13:30-40                                    

= (下り道) = 休憩 = バス待機場 = 姫石の湯 = 針テラス = 梅田
 14:05-14:30  14:30-40   15:15     15:20-16:20           18:55   

最初は林道です
上から樹氷の氷片が光ながら落ちてきます
小須磨峠
雪が多くなります
昼食の台地で足を投げ出して撮りました
樹氷@
樹氷A
樹氷B
網にも氷が
樹氷C
樹氷D
三角に尖っているのが局ヶ岳
目指す学能堂山
樹氷E
山頂から大洞山と尼ヶ岳
学能堂山山頂
山頂から古光山方向
山頂から倶留尊山方向
山頂、向こうが三角点
樹氷F
樹氷G
アイゼンに往生した下り
下は雪は少ないです
下から見た大洞山