小豆島100kmウオーク               平成21年10月10日(土)・11日(日)





やっと念願の100kmウオークへの参加です。

このウオークを知ったのは、2年前「伊勢迄歩講」で大阪から伊勢まで170kmを歩いた時です。

教えてくれたのはそのとき79歳で香川県から参加のGさんです、曰く「小豆島一周24時間100kmウオーク」に

参加して苦しい思いをした、あんな苦しいウオークはこれまで経験したことがない、そのトレーニングのため「伊勢

迄歩講」に参加している」とのことでした。

それ程のウオークなら一度は体験したいものだと思っていましたが昨年は思い切れませんでした。今年も自信は

ありませんがとにかく参加申し込みをして、今日となってしまいました。

大阪から小豆島まで、高速バスとフェリーを合わせたセット券が出ています、往復7200円で、格安です。

定刻南海「難波駅」の5階から出発します、明石大橋を渡って淡路島から高松駅へ、高松のフェリー乗り場へ

どこかで昼食をと思いましたが、このフェリー乗り場周辺には食事はおろかコンビニもありません。

しかたなく小豆島草壁港へ、ここでうどん屋に飛び込みますが、ここでも今日はご飯類はおしまいですとのこと、

とりあえずエネルギーのつきそうな「牛うどん」にして、出発地点の小豆島オリーブユースホステルへ、

受付の後、コース説明があり、全体写真を撮って、各々準備体操をします、皆歴戦の勇士達です、初参加は18名

全員で67名でスタートを待ちます、当方朝パン、昼「牛うどん」のまま夕食なしでのスタート地点です。

100km歩けるかどうか、不安なまま、囚人になったような気持ちで出発合図を待ちます。

夜食が準備されているとのことでしたが、それは29km先で午前0時までです。止むを得ず途中で見つけた

コンビニでサンドイッチと、パンを2パック、水を1本調達、これが最後に役立つこととなりました。

夜食の地点に着いたのは午前0時を8分過ぎています、幸運なことにうどんとおにぎりにありつけました。

足にマメ対策をして再スタートしましたが、ここからが大ブレーキだったようです、当方生来歩きの遅いたちで、

皆にずっと置かれて行かれます、自分としてはこれ以上の速さで歩けば、100kmは歩けない、途中で潰れると

思いペースを落として歩きます、前後に人影ない見知らぬ道を深夜歩くのは気持ちよくはありませんが、

仕方ありません。出発式で会った今年4回目参加の香川の81歳のさきのGさんはとっくに先に行ってしまっています。

長い長い夜を月と星を友にした単独歩行です、岬を周るので月も右上から中天、最後に左上になって、歩きます。

やっと朝となってのチェックポイントでは予定より30分も遅れています。ピッチを上げます。

しんどいと言われる橘峠のチェックポインを目指しますが、峠らしきところを越えても越えても着きません、

終いにはカーブを曲がるとスタッフが待っているのが見えます、近づくと誰もいません、なにかを見間違ったようです、

空腹と疲労がなせる業だったのでしょうか。

その後やっとスタッフに会って橘峠まであと4kmと教えられ、当方持っていたサンドイッチの半分を食べて元気をつけます、

着いた橘峠では冷たい梨を頂きます。遅れは大分挽回しましたが予定よりは遅れています、ピッチを上げますが、他の人

のように走ることもよう出来ません。

ここから後ゴールまで長い18kmです、Gさんには追いつきましたが、我慢我慢です辛くて、体が動きません2時から

サンドイッチの残りやパンを一時間置きに食べて、気を紛らわしながら頑張ります。残り8kmになってからの長かったこと、

なんども立ち止まりペットボトルの水を飲みます、ゴールの200m位手前でも立ち止まり水を飲みます。

お陰でゴールでは写真を撮って貰い比較的元気なゴールとなりました。

結果は予定より大幅に早いタイムでのゴールなりました。

今回参加して初めて判ったことは、Gさんの言った「厳しいコースですよ」の意味です、小豆島一周は海岸線の一周です

からアップダウンはあまりないと勝手に予想していましたが、アップダウンの多い道路で、何度カーブを曲がってもよく似た

景観であること、島の形は位置が一寸違うと全く違って見えて自分の位置が判らなくなってしまうこと等、実際に歩かなければ

わからないことだらけでした。



全行程  [行き]

難波高速バスターミナル = 明石大橋ゲート = 四国へ = 鳴門西 = 高松駅(フェリー乗り場) = (フェリー) = 
    9:35             11:00         11:50     12:00      13:20-50                       

草壁港(うどん) = 小豆島オリーブユース 
 14:30-15:00        15:20      

      [帰り]

小豆島オリーブユース = (バス) = タクシー乗り場 =(タクシー) = 岬の分教場 = (タクシー) = 安田バス停 =
     7:10                   7:35                  7:45-50                 8:00-09    

土庄港フェリー乗り場 = (フェリー) = 高松高速バスターミナル = 難波高速バスターミナル
   8:45-9:10                     9:50-10:30              13:50        



[歩きコース        100km        時間(括弧内はj事前予定タイム) ]

小豆島オリーブユース(スタート) − 分岐チェックポイント(18:9km) −  土庄チェックポイント@(29:4km) − 
    18:30                   22:06  (22:05-15)               0:08-20  (0:05-15)          

土庄チェックポインA(40:4km)−(休憩5分) −大部チェックポイント(59.6km)−(休憩10分)−橘峠チェックポイント(83.3km)−
 3:05-15  (2:35-45)                   7:15-35  (6:45-55)                  12:28-48  (12:20-40) 

(休憩5分5回)− 小豆島オリーブユース(ゴール)(100.4km)
                   16:55  (17:35)

出発地点の小豆島オリーブユースホステルです
午前3時古民家を撮ったのですが、よく撮れていません
翌日の日の出です
大阪城築城の石です
大部港です、朝食場所です
誰もいません
きれいな海です
小部あたりから
登っている人がいてシャッターを切ったのですが
小豆島の採石場、
小豆島を守る会の よごさないで すてないで こわさないで
のこわさないではここですね
こわさないで(2)
こわさないで(3)
余島、豊島方向です
左端に一寸見えているのは吉田ダム、きれいな村でしょ
きれいな入り江です
やっと追いついたGさん、元気です
これも大阪城の石です
大角灯台手前、やっと先行する人を見つけます
真中に上手く写っていませんが、大角灯台です
後ろに人なし
前に一人です
小豆島オリーブユースホステル手前から、岬の分校方向
大石先生はこちらから通っていました
やっとゴール、あまり人もいません
後にゴールした人も結構いました
ゴールの証明


翌朝、苗羽(のうま)小学校田ノ浦分校、岬の分校に大石先生を探しに

川本松江のこと、アルマイトの弁当箱のこと知っていますか
100km歩いた翌朝です
さわやかです
これが本物の岬の分校です
映画村のセットではありません
教室
築100年の説明版
校舎の入口と鐘